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幸福の条件


 H子さんの幸福の条件は、「ハンサムで経済力のある男性と結婚し、かわいい女の子の母となって、ブランド物の子供服を、着せ替え人形のように着せること」です。ところが良縁に恵まれず、独身です。
 職場の同僚に嫌味を言われた時など、「専業主婦になっていれば、こんな苦労をしなくていいのに。」という思いから、結婚しているB美さんが妬ましくなります。
 家庭にいれば、何の苦労も無いはずだという思いがエスカレートして、そういう人は苦労知らずで、したがってわがままに違いないという人物像を勝手に描いててもいます。
 食べることで欲求不満を晴らしているH子さんは、当然、ルックスでもB美さんに勝てません。いやが上にも嫉妬は募り、常日頃親切に接してくれるB美さんに対して、「あなたのような何不自由のない人に、何が解るのよ!!」と苛立ちをぶつけ、相手を閉口させてしまいました。
 そのH子さんが結婚したとします。幸福の条件を手に入れたのです。ところがどうでしょう。夫の親族との付き合いや、意のままにならない子供の存在、増えるばかりの雑用。今度は独身のC香さんに対して、「いいわね、独身の人は。お気楽で。結婚すると自分の時間も持てなくて、どんなに大変か!!」と愚痴ります。

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幸福の条件を自分に無いものに定めていると、いつまでたっても、陽光は隣の芝生に降り注ぐばかりです。いざ、その芝生に入っていると、手入れの大変さに悲鳴を上げ、芝生を持たない人をうらやむ始末。
  これは、自分自身がどういう状況下にあっても、それに劣等感を感じてしまうためです。「現状をありのままに受け入れ、手持ちのもので何が出来るかを考え、ないもの、できないものに価値を置きすぎない」ことが幸福の条件といえるかもしれません。人と自分を比べる時は、相手のスポットライトの当たっているところばかりでなく、陰の部分をちゃんと見ることも大事です。
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カテゴリ: 認知と癒し

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