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扱いにくい人-受動攻撃

 受動攻撃型の人は、たとえば「お局様」や「意地悪な姑」といったイメージでしょうか。皮肉、嫌味、揚げ足取りといった会話に長けています。
 たとえば、アフターファイブのために、普段は使わない香水を付けて出かけたとします。すると、あからさまに「臭い臭い臭い」を連発し、手をくねくね扇がせて、窓を開けてみたり、窓辺に飾られた花を見て、
「花はとっても優しい匂いがしてすばらしいわ。そうかと思うと、ドアが開いたとたんに、あ、あの人だと解るような臭い匂いの人もいるけど。」とにんまりほくそ笑みながら、あなたの反応を窺います。相手の何気ない言動を、鋭く相手の急所に斬り返し、その反応を楽しんでいるのです。
 「おはようございます」と挨拶したとたんに、気付かないふりしてそっぽを向きます。
 パワハラ上司のようにガンガン理不尽な攻撃を仕掛けてくることはありませんが、むっつりとしたふくれっ面で「あなたが嫌い」と意思表示することを怖れません。
耐えかねて、「こうした状況では辛いんですけど」と和解のための話し合いを持とうとすると、「考え事をしてただけ。無視されたなんて思うのは妄想!!」と立て板に水のように激しく反撃を繰り返します。危うくなったら言い訳で切り抜けようとするのも常套手段です。
 その言い訳には、多分に無理があります。一度や二度なら考え事もありうるでしょうが、毎日、何か月、何年もでは通りません。息子が入試に落ちたのは、風邪を引いていたにもかかわらず無理して試験を受けたためだと言い張りますが、発熱は記憶力や思考力を奪うものではありません。
 にもかかわらず、苦しい言い訳を繰り返して、自己正当化に汲々とします。相手に与えた痛手を顧みるどころではありません。

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嫁いびりの姑も、一方では甲斐甲斐しく夫や息子の世話を焼いています。夫に命じられるままに、夫の親族の世話まで引き受けている場合もあります。むすっとしたふくれっ面と、棘のある口調に、『不本意』を明示しながら。だからこそ、こんなにも世話を焼いていると周囲に自慢し、ねぎらいを得なければ収まりません。そうすることで、自分の存在価値を認めてもらい、また、自ら認めようとする傾向があります。
 自らに無理を強い続けているわけですから、他の人がもっと自由に生きていると、腹立たしくなります。自分が正当な評価を受けていないような気がして、愛されていないような気がして、愚痴や他者への批判が増えていきます。ますます、自慢話が多くなります。
 問題は、『自分のやりたいことをするために努力する』のではなくて、『相手に従い、罪悪感や恩義を感じさせて自分の思うようにコントロールし、支配しようとする』ライフスタイルだといえます。
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テーマ: 壊れそうな心 | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 共依存

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