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一方的に攻撃してくる人

 人には笑顔で、好意と善意を持って、親切に。成功哲学のマニュアル本には、異口同音に記されています。
 確かに、初対面の相手やフォーマルな席での、良い印象は大事です。それによって人と人との触れ合いも、多くの友好関係も始まります。
 ところが、中には、こちらには相手を嫌う理由もなく、善意と好意をもって接しているにもかかわらず、面と向かって攻撃してくるような人物もいます。「この人は反撃してこない人」とみなされて、厄介な人を呼び寄せてしまっているのです。
 大人社会のモラルハラスメントも、子供社会のいじめも、同じ原理が働いています。攻撃者にとって最高の標的は、反撃しない人です。争うことに不慣れで場の調和や友好関係をたいせつにする人は、鬱憤のはけ口として選ばれやすい存在といえます。攻撃者はおおむね自尊心が高く、反撃しない人を無能とみなしやすいのです。したがって、相手を自分の劣位に置き、精神的暴力が慢性化する可能性があります。
 
 自分の意見は押さえてでも相手にあわせ、友好的であることを提示し、相手に矛先を収めてもらおうとする戦略は、こうした攻撃者にはあまり通用しません。また攻撃者は弁が立ち、第三者に自分を正当化する術にも長けています。虐められる方にも原因がある、という論理が展開します。

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 被害者は、すぐに反論できない姿勢を周囲から指摘され、自分の対人スキルに難があるのだと、ますます自己評価を下げてしまいかねません。一方的に攻撃される自分が情けなくて、みっともなくて、自分で自分が許せなくなることもあるでしょう。
それでも、原因はあくまでも攻撃者側にあります。自分の対人スキルを恥じたり、責める必要は全くありません。
 無抵抗な相手を選んで鬱憤を晴らそうとする人は、過度のストレイにさらされているのでしょう。そうした状況下では、人間の本性が露わになります。しっかりと眉をあげて、相手を見定めるときです。
 攻撃されれば、目を伏せたりそらしたりしたくなるかもしれません。そうした態度は余計に相手の攻撃心をそそります。
 相手のように饒舌にはなれないかもしれません。相手のように、むき出しの闘争心を無害な対象に向けることなど、できないでしょう。相手と同じような態度を取らなくともいいのです。ただ、人は公平なのだという信念は手放さないことです。人の置かれている立場や状況は決して平等ではありませんが、人は人であることにおいて公平であり、誰かの上位にも下位にも立たないのですから。
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