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ボーダーライン-憤慨型人格

 他者の評価を下げるような噂は、たとえその場に居合わせて小耳にはさんだだけだとしても、後味の悪いものです。自分もまた、陰で同じことを言われているかもしれないから、この人たちには気を付けようと感じることでしょう。
 自分の仕事や環境に充実している人は、他人を詮索したりはしません。他人のプライベートを詮索し、不幸話に『いい気味だ』と喜びを覚えたり、悪意に満ちた根も葉もない話を、まことしやかにささやく人には、共通した心理があります。自分の生活に対する不毛感です。たとえはた目には恵まれた人生と映っていても、自分の人生を十分に楽しんでいないといえます。
 人は、大きな困難や喪失に見舞われた時、ともすれば『この世の中で自分が一番不幸。他の人はみんな苦も無く生きている』かのように感じますが、さりとて、他人の幸せを妬み、不幸を願うわけではありません。
 まだ自分に残されているものに感謝し、困難を受け入れ、なんとか精神のバランスを維持しようと努めるものです。
 ところが、憤慨型の人は、自己の不満を、他者に向けて敵意をいだき、他者を非難攻撃することで、晴らそうとします。当然、人間関係が難航することが多く、その都度、自分を慰めてくれる他者を探して奔走するのですが、やっと見つけたその相手が、自分より幸福そうだと、相手の不幸を願わずにいられなくなります。

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 そこで、『あなたのことをみんながどう言っているか知ってる? 気が利かない人だっていう噂よ』とご丁寧に電話してきたりします。だんだん相手にされなくなると、さらに怒りを募らせ、切られる前に絶縁状を送りつけてきたりします。相手を非難する言葉をぎっしり書き込んだ絶縁状です。
 受け取った相手は、やれやれ、嵐が去ってくれたと安堵すると同時に、次に台風が来たときには、どう備えるか、痛みやすい個所は何処かと、考えることでしょう。
 
 攻撃の対象は、力になろうとしてくれた相手が多いものです。そうした相手に対して、負け意識を感じてしまうことも、攻撃性に引火してしまう原因でしょうか。あなたなんかたいした人間じゃないと言わずにはいられなくなるのでしょうか。
 そうやって次々に、人間関係を壊しては、また新たなターゲットを探すこととなります。そのエネルギーだけは、優れていると言えるかもしれません。
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