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感情のゴミ箱

 できれば人には嫌われたくないものです。好意を抱いている人はもちろんのこと、そうでない人とも波風を立てず、協調してやっていきたいものです。意見の対立ばかりが周囲に満ちていたら、居心地が悪いですから。
 ですが、その平和を保つために、本音を押し殺していたら、一滴の水も花瓶に溜まり続けていたら、いつかは溢れ出してしまいます。その時には、堪えていた過去のあれもこれもが、一気に堰を切って溢れてしまいますから、洪水になりかねません。
 「これくらい、大丈夫!傷ついてなんかいない!」
誰かとの付き合いの中で、心がざわつくとき、こんな言葉で自分を鼓舞して、前へ進もうとしていたら、要注意です。それは『止まれ』のシグナルかもしれません。心の声に、もっと耳を傾けることが必要かもしれません。
 「これくらいのことで傷つくような弱虫にはなりたくない。わたしは傷ついていない。」そんなふうに、自分を駆り立てていませんか。
 「それは相手が悪いよ。そんな態度を取られたら、頭に来るのは当たり前だよ。」友達なら、こう言ってくれるんじゃありませんか?
「あなたの××な言葉が、相手の△△を招いた」これは、冷静な分析かもしれませんが、相手の痛みを癒す言葉ではありません。もしかしたら、いつも自分に対して、こんな言葉を投げかけているのかもしれません。
 
平和を愛する人のもとには、不平不満を抱えた人たちが、なぜか集まってきます。「ちょっと聞いてよ!!」とばかりに、憤りに満ちた口調で、不平不満をぶちまけるのです。ちょうど、ゴミ箱にゴミを投げ捨てるように。

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一方的に聞くばかりだとストレスが溜まります。ですが、ゴミを捨てに来た人には、ゴミ箱にされた人の気持ちはわかりません。ちょっとでも受け止められていないと感じると、途端に怒り出してしまうこともあります。
日頃聞き役、調整役になることが多い人は、粘り強く、誠実で懐の深いキャラクターと見られていることが多く、その分他人の感情のゴミ箱になりやすい傾向があるといえます。そして、これが自己犠牲的関係性であることに、意外と気づいていなかったりします。
 時間という犠牲を払った上に、充分じゃないと言ってバッシングされたのではたまったものではありません。相手の私設カウンセラーではないのですから。
「わたしは傷ついていない。大丈夫。」のことばでごまかさず、自分の感情をちゃんと認識して、『他人の感情のゴミ箱にはならない』と決意してみましょう。
そして、あなたが受け入れられないことを相手がしたら、ただその人から距離を取ってください。すると相手は変わり始めます。あなたに去ってほしくないのならば。
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カテゴリ: 認知と癒し

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