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過去は変えられる?

 「過去と他人は変えられない。自分と未来を変えよう。」
よく言われることばです。たはして本当にそうでしょうか?
 確かに物質的な物の存在や、起きた現象自体は動かせませんが、現実とは、それをどう認識するかによって変わりうるものです。
 たとえば、黒く塗りつぶしたいような最悪の失恋。時が流れ過ぎ、もう一人の当事者も、当時を知る人々も、もう周りには居ません。自分の記憶の中に、過去の事実として存在しているだけです。さらに時が過ぎれば、記憶装置の海馬からも消え去るかもしれません。そう考えると、過去はまるで幻のようです。自分さえ忘れてしまえば、多分誰も覚えていない記憶もたくさんあるでしょう。
 失恋の苦い記憶をまだ引きずっているとすれば、それは、今、現在、幸せな心境にはいないということです。風邪を引いて体調が悪い、仕事がうまくいかない等、辛い時には、過去の辛かった記憶ばかりが蘇るものです。
 幸せになれば、過去の記憶に別の光が当たり、違った情景として浮かび上がるものです。

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愛していたのにひどい仕打ちを受けたと、恨みに思っている場合もあるでしょう。
許せないという心理は、あなたに幸せにして欲しかったのに、あなたはそうしてくれなかった、という、未消化の愛されたい願望の現れです。
また、許せない対象が自分であることもあります。なぜ、あんな人だと見抜けなかったのか、過去の自分の、異性を見る目の無さが許せなかったりします。愛されていないとうすうす気付いているがゆえに、愛されたいと必死になって、きっぱりと離れられなかった自分を責め続けることもあるでしょう。
 その当時の自分の状態を離れて客観視する、実は、これは、成長の兆しです。それは、今だから言えることで、あの時の自分は、あのようにしかできなかった。あの経験を通して、人の心の深淵を知りえたのだから。そう思える日が、間もなくやってきます。
 幸せは心惹かれる誰かと寄り添うことで、その人が運んでくれると信じていた日が、やがて懐かしい思い出に変わるころ、愛されたいと望むばかりでなく、人を愛するとはどういうことかを知ってといる自分に出会うことでしょう。
 その人の幸せのために貢献し、その人の笑顔を喜びとする、そうした日々にほのぼのとした幸せを見出すとき、かつての苦い記憶は、上質の教訓と祝福に変わっているかもしれません。
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カテゴリ: 失恋の処方箋

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