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ひきこもりと家庭環境

 進級や進学などで、新しい環境に入り暫くすると、周囲は皆仲良くなっているのに、なんだか自分だけが取り残されている、浮いてしまっていると感じたことはありませんか。内向的な人は、孤立しやすい傾向にあります。
 仲良くなりたいのに、誰も自分に話しかけてくれない、誘ってくれない。何故なんだろうと、独り悩む日々。寄ってくる人がいると、それは、必要最低限な決め事や集金の為だったり、それ以外はよそよそしい。そればかりか、いじめの対象にされてしまっている。
 そうした傾向が長く続くと、いつとはなく、「他者は自分を害する存在」という認識が身に付いてしまいます。すると、ますます、人が怖く、寂しいにもかかわらず、積極的に近づけません。
 問題は学校などの対人環境、個人の性格に帰されることが多いですが、見過ごされがちなのが家庭環境です。貧困や家族関係の悪さを背景に、自尊心が順調に育まれない環境で成長している場合が多いのです。

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親は「だからあなたはダメなのよ。お父さんのようになるよ。」といった言葉で、子供を叱咤激励しようとすることがあります。子供を強く育てようとするその言葉に、子供は打ち砕かれてしまいます。持って生まれた気質を劣ったものと認識すると、自己受容ができません。すると、劣等感に苛まれながら、それを隠そうと努めるようになっていきます。
 寂しいから誰か話しかけてほしいと待ちの姿勢でいると、いつまでも待ちぼうけだと気付くと、今度は本来の個性とは違う仮面を付け、ピエロ役を演じて見せたりすることもあるでしょう。そこでうまくいかないと、また対人不信の殻に逆戻りです。
 「あなたはいつもダメ。あなたはお父さんの子供だから。」
そうした母親からのメッセージに洗脳されているとしたら、10代のうちにその洗脳を解く方が、後の人生が楽になります。それには、ありのままの自分を受け入れてくれる他者の存在が、大きな力となることでしょう。その他者を獲得するためにも、最低限逃げずに踏みとどまって、自分に課せられた責任を自覚して、果たしていく姿勢が必要です。
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