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情緒不安定性パーソナリティへの対応

 情緒不安定性パーソナリティは気分が変わりやすく、その時の気分や感情次第で行動する傾向が著しいパーソナリティ障害です。そのため、あらかじめ立てた計画を実行する能力にきわめて乏しく、衝動的に計画しては実行に至らない、を繰り返します。対象への関心も移ろいやすいのです。
 約束事も、実行日時の気分が優先されますので、往々にして果たせません。相手にかける迷惑や、その結果として自身に返るものに思慮は及びません。自分の立ち位置や感情を離れて、全体像を見ることが難しいのです。そうした、余裕のない精神状態にいます。
 ですから、批判や非難を受けると、自己防衛の怒りを感じます。こちらにも事情があるのに、なぜそれを解ってくれないのかと、相手の狭量さを責めます。非難の態度が強いと感じると、いっそう感情は混乱し、相手との絶縁を決めます。このようにして、人間関係が長続きしません。

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情緒不安定な人は、依存できる対象を求めています。母のように全面的に自分を受け入れ、自分に従い、尽くしてくれる対象です。安心して安定して付き合える対象が欲しいのです。
 求めすぎるがゆえに対人関係が安定せず、傷ついて対人不安に流れ、距離を置こうとします。人との距離の取り方にも不慣れで、一気に距離を詰めようとしたり、そうかと思うと冷めて離れ、そうこうするうちに、だんだん相手への依存が強くなり、我がままを行使します。なかなか、相手の喜びのために貢献する配慮には至れません。従って、相手が重荷に感じ、投げ出してしまう結果を招きます。
 情緒不安定な人は、「この人を放っておけない。力になりたい。」と相手に感じさせる雰囲気を持っています。そのため、この人の言動が次々に変わると、それに寄り添おうとして、相手は翻弄されることとなります。それは、別離の時を早める結果を招きます。

 情緒不安な人は、自尊心が傷ついて、自分という存在それ自体に信頼が持てないいることが多いものです。周囲の人は自分を信頼し、がまんはしないことです。何かあるたびに、たえず金切声で責任転嫁されるとしても、相手の情緒の不安定さは、あなたのせいではありません。
 もっと、利他的な心を学んでほしい、教えたい、助けてあげたいと願うかもしれません。ですが、あなたには、相手のことを治すことはできないし、その役割を担う必要もないのです。自分を脇に置いてまで、相手を受け入れようと努力しているのなら、そうした姿勢からは撤退する方がいいでしょう。
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