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虚の心理

 恋愛だけでなく、人間関係維持の要は、信頼関係の構築です。それは日々の地道な誠実さの積み重ねで得られるもの、崩す原因となるのは、当事者にとっては些細な「ウソ」でしょう。
 ちょっとしたウソは、たいてい「有言不実行」形を取ります。「今度○○へ行こう」と誘っておきながら、間際にキャンセル。その繰り返し。その理由も全てウソ。
他にも、「君との結婚を兄弟に相談しに行く」「近いうちに君の親御さんに挨拶に行きたい」などなど、相手が期待していそうなことばを口にしながら、一向に行動に移すそぶりがありません。相手の女性から、問い詰められると、約束した覚えがないと逆上する始末。
 こういう男性の約束は、まるで映画の予告編のようです。予告した時点で、完結してしまうのです。本編を期待しても、本編の上演はありません。最初は混乱し、当惑していた恋人からの信頼は、やがて限りなくゼロになってしまいます。
 彼らをプロファイリングすると、期待を持たせないと、相手の心を掴めないと考える、自分に自信のない人なのかもしれません。今は、先の事まで考えてないけど、それでもいい?と、本当のことが言えないでいます。

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追及されなければ、同じ手を使ってきます。この場さえ切り抜ければいい、と短絡的に考え、常にその場その場の思い付きで甘い言葉をささやき、相手を裏切りつづけます。相手の悲しみや迷惑にまで、思慮が及びません。人とのつながりを大切にしない思考回路の人なのでしょう。
 その結果として、わが身に返ってくる苦しみにも、思慮は及んでいません。信頼を失い、批判の対象となって、人に去られ、結局は自分が苦しむのです。そうして傷つくと、恋なんかすると、人づきあいなどすると、ろくなことはない、わずらわしいことばかり起きると、心のシャッターを下ろしてしまいます。そうやって自分を守るために、ますます社会性をなくしていきます。
 約束のドタキャンすっぽかしは当たり前、平気ですぐにばれるウソをつく、休日に、自分の部屋に呼んでおいて、用が済めばすぐに追い返す。
 こんな我田引水な男も、表面的には社会からはぐれた迷い犬のようで、愛し愛される幸せを教えてあげられれば、きっと立ち直るという、思い込みと使命感を持った女性を引き付けるかもしれません。
 心の冷え切った男性にとって、こういう女性は、いいように操縦できるし、ペットのように従えることができるので、都合のいい存在でしょう。そして、相手が従順である限りは優しいですが、そうでなくなった瞬間、一瞬にして豹変して牙を剥きます。
 相手に決別を決意させるためではなく、調教するためにそうしているのかもしれません。ですが、その唖然となるような裏切りと、逆上の激しさに、相手は別れを決意することとなります。
 彼もまた、幾分ほっとしているのかもしれません。ウソで取り繕うことへの良心の呵責からから解放されて。ウソが必要な人間関係は、結局は自分の首を絞めます。本当のことが言えない自分の中のコンプレックスと対峙することが、誠実さへの近道と言えるでしょう。
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