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モラル・ハラスメント・トラウマ

 モラル・ハラスメントが原因で、職場や所属している集団を離れる決意をすることもあるでしょう。その対象から離れさえすれば、苦痛から解放される、そう信じて。
 ところが、ネガティブな人間関係の中に長くいた場合には、そうあっさり忘却の彼方へとはいきません。いつまでも、あるいは、何らか事あるごとに、その経験が蘇り、憤懣やるかたないという心理状態に陥ることがあります。
 「今度会ったら、あの時言えなかったことを言ってやりたい。」「どうしてすぐに言い返せなかったのだろう…」「何がいけなくて、ターゲットに選ばれてしまったのだろうか?」
もう会うこともない相手、どうすることもできない過去の出来事ばかりに心が奪われてしまいます。

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自分の中に、心理的暴力を引き寄せる何かがあるのなら、それを改めていきたいと願います。
 これは被害者である自分を否定し、非難している状態でもあります。温厚で穏やかな人柄なんて、ダメだ。もっと強く、時にはエキセントリックにならなくては!!と。
 そう決意したとしても、性格や生き方の癖はすぐには改まりませんから、類似的な出来事に遭遇するたびに、自己評価が落ちていきます。
 対決できなかった自分の弱さを恥じないことです。反撃できなくとも、少なくとも、気持ちだけはちゃんと伝えた、これ以上受容できないと気配で示した、それができた自分を誉めましょう。
 他者に精神的危害を加え、そのことになんの心の痛みも感じないかのように見える人は、満ち足りた人ではありません。過去にも現在にも不満を持ち、未来への不安の中にいる、心弱い人が多いでしょう。その鬱憤を、安全と思われる対象にぶつけているのでしょう。そうした態度によって、その人に対する周囲からの評価は、また下がっていきます。おそらく人は、他者を傷つけて、自分は無傷でいることはできないのだと思います。
 その相手、その環境から離れる決意をして、それができたのなら、それは挫折ではなく、成功なのです。心からそう思いましょう。
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