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傍に居る幸せ

 生涯結婚しない人が、増えていると言います。結婚は手かせ足かせ、自分の片足を相手の片足と縛って二人三脚で歩くこと、と考える人も多いかもしれません。
 自由が束縛される。拘束感を感じる。自分のために使える時間が少なくなる。その人一人に縛られて生きることになる。他に好きな人が現れても、容易に付き合えない。そもそも、相手の人生に責任など持てない。一人の方が、自由で気ままでいられる。
 結婚は、まるで自由に大空を飛びたい鳥を、鳥かごに閉じ込めるようなもの?20代前半ごろまでは、確かにそう感じることも多いでしょう。
 幸せとは、自分の翼を広げて、大空を自由に飛び、まだ見たことのない世界を次々に見聞きし、同じように大空を飛ぶ鳥たちと知り合い交わり、また旅を続けること。
 様々な季節も、嵐さえも、味わう興奮に価値を見出すかもしれません。ですが、大空を独りで飛び続けることに、やがて疲れを感じるようになります。かつて巣立った巣の温もりが懐かしくなり、そこで傷ついた羽を休めたいと願うようになるのです。たぶん、そのころが結婚適齢期なのでしょう。

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独身は、自分のためだけに使える自由はたっぷりありますが、孤独の裏打ちが付いています。自分の生活圏の中にふさわしい相手がいないままに時が過ぎ、気が付いてみると、ずっと一人......。そうした人も少なくないことでしょう。過去のほろ苦い経験がトラウマとなって、自ら恋愛を遠ざけている人もいるかもしれません。
 今度もまた、ろくなことにならないに決まっている...!!そんなふうに、一つの過去を持って未来を判断するのは禁物です。それをもって、自分の臆病さの正当化などしないでください。
 親密な関係ほど人生に潤いを与え、そしてまたその関係性ほど人間を人として成長させてくれるものはありません。大切だと思うその人に愛情を注ぎ、そして愛情を受けとってください。
 自分を慕ってくれる女性がいる。わたしをかわいいと言ってくれる男性がいる。その何気ない日常の一コマ一コマ。交わされる会話に、相手を案じる気遣いがあり、共感しようとする姿勢がある。そこで、不安も癒され、生きている喜びが生まれます。いかなる成功も、享楽も、この喜びなくしては虚しいものです。
若いときには、一人旅も楽しいものですが、ある時期を過ぎたら、道連れも必要です。巡り会ったその人との、平穏な日常を味わって、楽しんでください。いつかは、その人とも別れていく時が来ます。その悲しみを越えてなお、誰にも巡り会わない、誰からも愛し愛されない人生よりも、はるかに幸せです。
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