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嫉妬妄想

 もしも、自分よりもいい人が現れたら、パートナー・恋人は、私を捨ててしまうのではないだろうか?いつも、配偶者・恋人にくっ付いて、その気配がないかどうか、見張らずにはいられない。嫉妬は非常に苦しいものです。二人の関係の終わりに対する不安に、心は押しつぶされそうです。
 嫉妬妄想は、若い人よりも、自らの性的魅力に自信を喪失していく世代に現れやすいものです。邪推から、仮想的な三角関係に陥るような場合もあります。実際にはライバルではない対象に敵意を向けて、相手を遠ざけることで、自分とパートナーとの結びつきを再確認しようとするのです。浮気・不倫の証拠を探し出そうとするのは、見当たらないことで安堵したいがために他なりません。傍目には、必死になって、パートナーにしがみついているように見えます。

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仮想劇は二人の間で行われているだけにとどまらず、思い込が激しくなると、仮想ライバルへの攻撃など、他害の問題が出てきます。
 一般的に配偶者(恋人)の方が外交的な性格で、交友範囲や趣味の幅も広く、嫉妬妄想に陥りやすい人は、趣味、友人関係に乏しく、パートナーの趣味、友好関係に附随する生活を送っていることが多いものです。また、自己中心的で、自分の直観を過信しがちです。
 嫉妬妄想は、独占欲の強さの表れでもあります。パートナーが、他の異性と雑談している。多くの人にとっては、何気ない日常の一コマが、独占欲の強い人には、自らのパートナーの座を揺るがしかねない、許しがたい一大事なのです。
 もちろん、何気ない日常の一コマから、婚外恋愛へと発展する可能性がないとは限りません。多くの人は、その事実が発覚してから、問題視することでしょう。嫉妬妄想は閾値が非常に低いのです。生まれ持った資質や、夫婦関係、容貌の衰え、パートナーシップに対する自信の欠乏、などが相互に関与していると考えられます。
 嫉妬は、相手を愛するがゆえに生まれるのではありません。見捨てられる不安、独りでは生きていけないという、孤独への恐れから生まれます。その不安を、常に相手から排他的に愛されることによって埋めたいと願うのです。
 嫉妬妄想のあるカップルは、結婚して安定した生活を営み、子の親となり、熟年となって、はた目には何不自由のない夫婦のように見えても、結婚前の不安定な恋人時代のような関係性を続けていることもあるでしょう。
 いつまでたっても、恋人同士のように仲がいい?それはパートナーシップが成熟していない証かもしれません。
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