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冷静な対応

 誰かがあなたのことを、陰であれやこれやと、ひそひそ囁いている、と知って、あなたは心を痛めます。いら立ちや怒りがこみあげます。「そんなことを言われる覚えはない。こちらの事情を何も知らないくせに!」
 そう、そもそも、噂や陰口は、流す人のバイアスで脚色されています。その人の視野以上のものは見えず、独断で語られることが多いのです。
 悪意を持った人は、その悪意に基づいた非難を真実であるかのように言い広め、それを真に受けた人々とあなたとの間に不調和が生じ、仕事や生活に支障まで生じては、憤懣やるかたない心境になるのは無理からぬことです。自分にどんな落ち度があったのかと、自己嫌悪にもなりかねません。

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相手の悪意の理由は、その人自身の自分史の中にあることも少なくありません。相手の認識を改めさせよう、そうすることによって名誉を回復しようと思うと、不毛な平行線が続きかねません。それよりも、傷ついた自分の心を慰めてあげてください。自尊心を相手の判断に委ねないことです。
 人の噂も75日だとか。すぐに周りも忘れます。周りは今のあなたを見ています。過去の傷を抱きしめ続ける必要はありません。
また、人の噂ははかないものです。常に移ろい、わきあがっては消えていきます。それなのに、ひとたび自尊心に付いた傷は、いつまでも人を悩ませるのです。
 直接、皮肉や嫌味を言われたり、何かにつけ、けちをつけられたり、あげあしを取られたりするような場合も、憤りが沸き起こるのは自然なことです。
 ですが、人を見下す人は、一方で自分のことは大げさに自慢しています。面と向かって相手に棘を刺すくらいですから、強い人ですが、自尊心の低い人、そうした態度でさらに自分の人間性を下げていることに気付かない人です。怒るほどの価値もない人かもしれません。
 真に受けて心を痛めず、またねちねち言ってるな、どうぞお好きなように、という感じで、受け流しておいた方がいいのです。真に受けて立腹すると、苦しいのは自分なのです。その人は、人をさげすんで気分良くなったら、もう忘れてしまっているかもしれません。そんな相手のために苦しむのは、感情の無駄遣いです。
 そういう相手ですから、意を決して反論しても、不毛な長期戦にもつれ込む可能性も少なくありません。見当違いな批判には、「ご忠告、ありがとうございました」と返して、心にとめない冷静さを持てるといいですね。
 相手に、自分の攻撃を正当化する切り札を与えないことです。こちらが怒りに駆られて相手同様に怒ってしまえば、相手がいかに醜い人間であるかが解りにくくなってしまいます。
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