Sponsored Link

トラブルメーカーの心理

 人それぞれ、これまで生きてきた世界も価値観も違いますから、相性の合わない相手がいるのは当然ですが、どこへ行っても、多くの人たちとうまく付き合えず、人間関係のトラブルを繰り返してしまう人は、実は自分自身とうまく付き合えない人だと言えそうです。
 相手の弱点を攻撃して、「本人のために本当のことを言ってあげるべき!」と開き直るその態度、その顔。たとえ、その言い分に妥当性があるとしても、情け容赦ない非難や揚げ足取りは、的外れな怒りのエネルギーに満ちています。
「自分の人生がうまくいってない、自分は人生から不当な仕打ちを受けている。他の人はうまくいっているのに、自分だけがうまくいかないのは理不尽だ。」という怒りです。我慢してくれそうな人をターゲットに選んで、憂さ晴らしの生贄にせずにはいられないような激しい怒りです。

Sponsored Link

「上司はわたしをもっと尊重すべき!叱責するなんて間違ってる!
 あなたは一度も上司に叱られたことがないでしょ?あなたは仕事の苦労なんて何一つ知らない!!もっといじめられなさいよ!!」
 仕事のミスを上司に穴埋めさせたことを反省もしないで、相手が唖然とするほどの暴言を同僚に向ける人。あまりにもその権幕が激しいと、同情の余地も無い人と見なされがちですが、実は過去の傷ゆえに、手負いのトラのように、トラブルメーカーと化しているのかもしれません。癒される必要がある人かもしれません。
 ですが、自分が噛みついた相手は、当然癒してはくれません。「かわいそうな人ですね」ということばも、そこはかとなく冷たい響きを帯びています。この人に腹を立てることで苦しみたくないから、忘れることにするけれど、あまり関わりたくないという断絶の冷たい響きでしょうか。
 慰めが欲しいのに、冷たくよそよそしい周囲に、ますます不信感を募らせる悪循環に陥るかもしれません。自分の周りには一人もいい人がいない、という泣き言も聞こえてきそうです。
 一人でもいい、こんな私でも愛してくれる人さえいれば!そうすればきっと立ち直れる!愛されれば、きっと!!
 そんなふうに求めているうちは、いつまで経っても立ち直れません。大きな愛で全てを包んでくれる人の姿を心に思い描き、芸能界のアイドルの姿を、その夢の人格に重ね、その人に愛されている状態を空想する。ですが、それは夢ですので、真に癒されることはありません。空想の恋人を抱きしめながら、周囲の人と諍いを起こしていては、虚しいばかりです。
 人は、苦しい時には、自分だけが苦しいと思いがちです。ですが、人はそれぞれに、人生の重荷を背負っています。誰にでも背負った荷物を解いて見せるわけではないけれど、中にはボケットにそっと隠して微笑んでいる人もいるけれど、人それぞれ、その時その時の苦労はあるものです。あなただけが苦しいわけではありません。自分だけが苦しいと思うのは、大間違いです。
 辛い思いは胸に秘め、他者の背負っている重荷にも気付いてください。そして、気遣いの一言と暖かい微笑みを贈ってみてください。温もりのあるところに、人は集まるものです。
  
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する