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非社会性パーソナリティの周辺

  非社会性パーソナリティは、他者や社会への無関心を特徴としています。他者の感情には無関心です。配慮することができません。したがって、自己中心の動機で、容易に約束を翻すなどの、幼稚な裏切り行為に走りがちです。
 一見して、社会的経験やスキルが不足しているように見えます。他者への無関心のゆえに、社会から遊離していったのかもしれません。
 心の中の光景は、窓を閉ざし、常に自分だけと対話しているイメージです。社会への無関心から、社会的規範やルールを守る意味も理解しがたくなっています。周囲には無責任で、信頼できない人と映ります。当然、持続的な人間間係の維持は難しくなります。

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周囲にしっくり馴染めないので、当人も社会的な場では居心地悪く感じます。いつも、どこでも、うまく対人関係を築けないといった状況が続くと、その苦痛を回避するために、交流の場それ自体を避けるようにもなります。
 すると、ますます経験が乏しくなり、スキルを磨く機会もありません。自分の性格を嫌うようになったり、社会に対する不安や恐れも生じてきます。こうした状態では、自信なさげな風情を総身に漂わせていますので、パワハラやモラハラのターゲットとして狙われてしまうこともあります。
 確かな絆が無いうえに、暴力の被害者となってしまうと、人間への不信感や敵意を形成してしまいかねません。他者への冷淡な無関心は、そうした人類への密やかな敵意の上に成り立っているのかもしれません。
 他者との暖かな交流を望みながら、それが可能な対象に出会えない。何故いつも浮いてしまうのか、被害者に選ばれてしまうのかと悩みながらも、すでに充分に傷ついているので、自らの中にスキル不足などの原因を探すことができません。人は、自分の中に力がないと、その事態を招いた自分側の不備、落ち度を直視することができません。相手側に原因を押し付け、一方的な被害者の座を守ることによってしか、自分を守ることができないのです。
 人を怖れ、社会に背を向けている人に、触れ合い愛し合う喜びを知ってもらおうと、手を差し伸べても、容易には心を開かないことも多いでしょう。独りの寂しさに疲れ、自ら、内側から扉を開くその時まで、辛抱強く待つ忍耐が必要かもしれません。
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