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不安定な対人関係

 第一印象は素晴らしく見えた相手も、付き合っているうに様々な側面が見えてきます。すると最初の尊敬が地に落ち、軽蔑の対象になることもあるかもしれません。特に、ボーダーライン・パーソナリティの人は、対人評価が極端から極端に移り変わります。
 一目で、この人は素晴らしい人だと情熱的に心惹かれた相手に、予想外の部分を見つけると、相手を手厳しく非難せずにはいられません。時にその怒りは爆発的に激しく、徹底的な攻撃となって、理不尽に相手に向けられます。そして、相手を突き放します。うんざりした相手の様子を前に、見捨てられる前に見捨てようとするかのように。かくて理想的な関係も、あっという間に飛散してしまいます。

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臆することなく、次の対象を見つけては、急接近を測ろうとするのですが、いずれも似たような結末になります。周りにいい人がいない、男運が悪いなどと嘆くことが多く、自分が相手にとっていやな人になっていることを自覚できません。
 人は誰しも、自分の痛みは容易に自覚しますが、相手に与えてしまったかもしれない痛みには気付きにくいものです。パーソナリティ障害のある場合には、その傾向が著しくなります。
 境界例の人は、何度船を難破させても、再び海に乗り出していくようなエネルギーに満ちていますが、エネルギーの乏しい人は、幾度かの傷つき体験から引きこもることを選んでしまうかもしれません。
 対人関係の挫折から、人を怖れる心も生まれます。そして、心を閉ざすと、傷つく経験は避けられるかもしれませんが、同時に触れ合う喜びも経験できません。対人スキルは落ちていくばかりです。
 他人が冷たい、相手の態度がなってないと感じる時、相手に期待や依存をし過ぎているのかもしれません。しがみつきすぎて、思い余って突き放すこともない、ちょうどいい関係性を模索していきたいものです。
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