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愛するために生まれてきた

 もしも今傍らに、寛いで語り合える人がいるならば、今このひと時のあることを喜んでください。なぜなら、それは永遠には続かないものだから。それぞれの人生の途上に巡り会い、すれ違うだけで通り過ぎる人々の多い中で、互いに心惹かれたり、タイミングに恵まれたりで、近づいて互いの人となりを理解し、気遣いたい存在となったことを喜んでください。
 その手を取り、抱きしめてください。相手の温もりに触れる、そのことが、心に沁みとおる癒しの力を感じてください。あなたが温もりを通して、相手に与えることのできる安心感やエネルギーには、一円の金銭もかかりません。
 人との別れは、ある日何の前触れもなくやってきます。じゃあ、またねと、何気なく別れたいつもの別れが、それっきり二度と会うこともない別れになってしまうこともあるのです。互いの人生の道が、それを最後の交差として離れてしまうことも珍しくありません。

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あなたは今、この時に居るのです。過去の人の幻影に悩まされたり、未来への不安や期待に怯えて、今を見失ってはいけません。あなたが今できることは、今傍に居る人を愛することです。
 今傍に居る人に、傷つけられることが多いと感じているのならば、その人はまだ、うまく他者を愛することを知らないのでしょう。愛されたいと求めるばかりで、自ら愛を発信する力が乏しいのでしょう。それに傷つくならば、あなたもまた、愛してくれない人に愛されたいと望んでいるのです。
 愛を望めば心渇きます。それはまるで、他人の泉で自らの喉を潤そうとしているかのよう。幸せ不幸せは相手次第。
 自らの心に泉があれば、渇きません。その泉でいとしい人が潤うのを見るのは幸せな時です。ですが、泉が乏しくて枯れそうなときには、人に望まれても与えすぎはよくありません。まず自分を潤して、充たしていなければ、与える心もかさついて、より多くの見返りを求めるようになりかねません。
 わたしたちは愛するために生まれてきたのです。移り変わり行く時の途上、明日には幻と消えてしまう今を慈しみ、楽しむために。
 いつの時代も、どうにもならないことや苦しいことは、望みもしないのに勝手にやってきます。そのことだけで、苦しみ一色の心にならないでください。そんなときにも電話やメールのやり取りをできる人がいることを喜んでください。日常のたわいのないことを語れる相手がいることを喜んでください。
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カテゴリ: 認知と癒し

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