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隠された敵意

 人から贈り物をもらったり、自分のために時間を使ってもらったら、ありがたく思うと同時に、幾分かは申し訳ないなという心境になります。相手に借りを作ってしまったようで、何かの折にお返ししたいとも考えます。大人になれば、相手の負担にならないよう気配りもします。
 ところが、中には、子供時代のように、もらって当たり前、お返しなど考えない、しかも、与えてくれる相手には、さらに過度の要求をする人もいます。頼まれる側は、さすがに疲れて、自分が都合のいい存在に陥っていると感じ、この関係の清算も視野に入れることでしょう。
 要求ばかりの人は、相手不在の心境に陥っています。自分の仕事が困窮し、相手に担えないほどの頼みごとをせずにはいられない状況なのかもしれません。
 また、人づきあいが下手で、相手とどうかかわっていいのか解らないのかもしれません。

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一番困るのは、関係のない他者に対して、羨望嫉妬による破壊願望を持っている場合です。あの人はわたしより恵まれている。上司に叱られたこともない。もっと虐められればいいのに!!内心、そうした願望を持ちながらも、その相手に依存や要求を繰り返す人がいます。
 次々と要求を繰り返し、相手の時間を奪いながら、悪びれもせず平気、それでいて相手から何か依頼されると、即座に「知らない!」「できない」と取り合わない。表向きはジョークでごまかしたり、親しさを装いながら、ふとした会話の端にのぞく敵意に、相手は凍てつく不穏さを感じるかもしれません。
 人は、困難な状況にあると、苦労しているのは自分だけ、他の人は皆幸せそうと感じます。だからといって、その苦労は、周囲の幸せそうな人が原因ではありません。自分の身に起きたことは、自分の問題として、対処していくしかないのです。
 ところが、中には、上司から注意されないような仕事をしようと努力せず、上司に叱責される自分は不幸だと被害意識を持ち、同僚を引きずりおろすことで憂さを晴らそうとする人もいます。同時に、同僚に慰められたいという要求も持っていると、あれこれと依存しながら感謝もせず、相手を沈める機会を窺ったりするのでしょう。
 もしもたいせつな人がこうした荒んだ心理状態にあるのなら、時には厳しい指摘もする大きな愛情が必要なことでしょう。あまり接点のない同僚なら、深入りは、返って相手の嫉妬心に油を注ぐことになるかもしれません。
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