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おとなの広汎性発達障害 その特徴

 高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD。いずれも、基本的な問題は「対人関係が円滑に結べない」ことです。合併症として、強迫性人格障害、自己愛性人格障害、うつ病、チック、失感情症などがあります。その特徴は、重なり合う部分も多く、明確な区分は難しいものです。
 いずれの場合も、人間関係の障害には、極端な不器用さ、融通の利かなさ、自己への「こだわり」の強さが、その中核にあります。
物理や数学などの等の科目は優秀で、高学歴、得意分野では優れた成績。一見、障害があるようには見えないことが多い広汎性発達障害。その対人関係の躓きには、どんな特徴があるのでしょうか。



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 他人の感情や周囲の状況を理解するのが苦手です。お世辞や批判も真に受けます。おだてに弱く、見え透いたお世辞にも踊らされて、頼まれごとを引き受けたり、逆に、異なる意見には過敏に反応、敵意と受け止めて、逆切れしたりします。
 こうしたことから、対人緊張が高く、見捨てられ不安を抱いています。(ボーダーライン的、自己愛性人格障害、強迫性人格障害的特長)
 見捨てられまいとして、ますます「規範にしがみ付く」行動を生みます。物事を深く考慮しない、できない傾向からして、自分が解釈を誤り、その結果、人から見捨てられることのないように(批判されることのないように)絶対に正しい規範を、常に自分の外に探しています。自分の頭で考え、決断して行動に移し、その結果を引き受けるといったことができません。そのため、内部が柔らかいえびが、硬いからを纏うように、外部規範を自分や現状に合わせて修正することなく、当てはめようとします。それさえ守っていれば、自分もまた守られるという、安心神話を持っているのです。状況に依存しやすいといえます。
 しかし、一つの規範を持って、全ての状況に対応するには無理があります。
 うまくいかなかった場合、次の問題に直面します。感情のコントロールが苦手という問題です。
 人から注意された場合、相手のおかれた立場を考慮し、自分の言い分を言い訳ではなく説明して、謝罪することはできません。これには双方の当事者同士の相互理解と共感性が必要なのです。
 こうした場合、人格の幼さは露呈します。爆発型、抑制型、表に表れる反応は正反対ですが、いずれも自分を守ることにこだわり、自らに直面化を強いてくる相手には、逆切れ、その相手との決別を決めてしまいます。
 それが、自分が依存している家族やパートナーである場合、謝るのではなく、決して謝りはしないが、ともかくご機嫌をとろうとします。
内省に乏しく、共感する能力に欠けるので、相手への真の謝罪はできず、また、同じ失敗を繰り返しやすいものです。そして、自分の非を認めるのも難しいのです。
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カテゴリ: 脳と精神

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