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バーンアウト・シンドロームとパニック

 仕事がうまくいかない。そこで、さらに膨大な時間と動力を投入する。しかし、期待はずれに終わる。少しずつ少しずつ疲弊感が蓄積していきます。
 バーンアウト・シンドロームでは、一連の心身の兆候が見られます。かつての意欲的、情熱的な取り組みから一転して、仕事に対する嫌悪感が湧いてきます。もう、たくさん!!といった感じです。自分に対する有能感も薄れます。かつて足を引っ張られた経緯のある相手に対して、不信感や怒りも湧いてきます。実際には協力的な相手に対しても、負担だったシーンばかりが記憶の中で強調されてしまいます。ふさぎ込んでしまう印象が強いバーンアウト・シンドロームですが、実際には攻撃性も強くなります。
 身体にも症状が表れます。入眠障害はその顕著な特徴です。交感神経が優位に陥り、いつまでも興奮が冷めやらないのです。

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ストレスフルな状況が次々にやってくると、その一つ一つは無意識に見過ごしてしまえるほどのものであっても、ある時、限界に達してパニックに陥ることもあります。動転して狼狽た時、これまで抑圧していた過去の困難な出来事が一気に蘇ります。今度もまたあんな事態に!!という予期不安や恐れから、冷静さを失い、相手に対する必要以上のバッシングや怒鳴る、絶叫する、大泣きするといった異常な行動に陥ります。受け入れるべき損失を受け入れた時、冷静さは戻りますが、無気力や抑うつ、周囲に対する不信感といった負の感情は残ります。
 ストレスを上手に逃がす工夫をしていれば、パニックになることは少ないといわれています。一つの対象に全力を投じていたり、日頃愚痴をこぼさず我慢する習慣があれば、ストレスは常に心から溢れそうな状態なのです。そして、心身の極度の疲労、自己嫌悪、仕事嫌悪、他者への猜疑心に満ちた解釈などが現われます。自暴自棄になり、アルコールや薬物などへの依存、不眠、頭痛や胃痛、免疫力低下といった身体症状も見られるようになります。やがて、うつ状態になってしまうこともあります。
 パニックは、止まれの赤信号です。心はピンチですから援助を求めていますが、不満や不信、怒りを向けられた相手から援助は期待できません。解ってほしいと言う嘆きにもかかわらず、解ってもらえないのです。
 心がもういやだと叫んでいるとき、気合だけで先へ進まず、心身を休ませてあげることも必要なのでしょう。自らが無理をしているときには、周囲の人の至らなさばかりが目につきますが、少し離れてみると、その人の良さも目に入ることでしょう。
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