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ボーダーラインの幼児性と攻撃 

  人は孤独を感じると、親和欲求が高まります。ですが、節度をわきまえず、ついつい相手に求めすぎたり、要求を出しすぎると、うるさがられ、たいせつな人間関係を壊しかねません。
 受け入れられないとなると、途端に攻撃的になる人もいます。あなたは冷たい、身勝手、なってない等など、わざわざ相手に電話をかけ、暴言を吐いて喧嘩を吹っかけるような人は、孤独であることが多いものです。
 その人の過去も現在も、うまくいかなかった人間関係に溢れていることでしょう。ですが、うまくいかない数多の事柄は、何もその人の上にだけ起きるのではありません。誰の日常にもありふれた出来事です。
 問題なのは、その人が不運や不幸に執着し、自らを被害者と位置付けていることでしょうか。上司に叱られた、兄弟と不仲、だから鬱になったと被害者意識を強調し、周囲の同情や友情を求めても、冷ややかな傍観が返るばかりという結果になりがちです。

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困難を抱えると、人は「自分だけがたいへん」と思いがちです。談笑している周囲の人々は、みんな、何の苦労もなく、恵まれた人生を生きているように見えてしまいます。
 そこで、幾何かの支援を求めて、暖かそうな人に歩み寄りたくなるものです。ですが、ちょっと親切にしてもらえると、さらにすり寄って行き、のべつべったりとつきまとうようになると、常軌を逸しています。夜中に長電話を掛けるなど、相手の迷惑を顧みなくなり、その内容も、第三者に対する非難や罵倒、聞くに堪えないものとなるなど、適切な距離感のある人間関係を築くことが難しいと、こうした展開になりがちです。境界型パーソナリティでは、他者に対してこうした子どものような依存性や、激情をぶつけることが多いものです。
.相手が思い通りにならないと、癇癪を爆発させてこき下ろしたり、事情を知りもしないにもかかわらず、激しく非難することもあります。相手にすれば、一方的に頼られた上に、対応が気に入らないからと怒りや憎悪をぶつけられるので、それまでの関係性も崩壊します。
 すり寄っていく時、その人は相手を理想化しています。自分を受け入れてくれる知的で温厚な人だと、自分勝手に推測して一方的に決めつけているのです。そこでどんどん距離を詰めようと、相手がまだ許していない領域にまで踏み込むので、トラブルが多くなってしまいます。
 人間関係のドラマに自分が果たした役割から目を背け、自分を守ろうとすると、被害者意識が生じます。自分の非を認めないで相手や周囲に怒りをぶつけ、逆恨みする人は、幼児性の中に留まり続けているといえるでしょう。
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