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陰湿な攻撃からの回復

 モラルハラスメントは、目立ちやすい暴力や大声の暴言とは違って、分かりにくく陰湿な攻撃です。そして、執拗に繰り返されます。
 職場や家庭、所属している団体など、多くの時間を共にする人間関係では、一つ一つは小さな「否定」でも、繰り返し頻繁に受けることによって、次第に心が蝕まれていきます。
 たとえば、職場などでは、独りだけスケープゴートとして、加害者から選ばれてしまいます。仕事も、その他の掃除等の雑用も、他の人に比べて劣っているように、自分では感じられません。むしろ、人より早く出勤して、事務所の掃除を引き受けていることもあるでしょう。それなのに、何故? Aさんは時間ぎりぎりに来て、サービス残業もしていないのに、事あるごとに褒められ、逆に自分は....!!
 そこで、原因を自分の中に捜し、上司にゴマをすれない、あるには毅然と反発できない、そうした自分の不器用さを恥じたり、責めたりしてしまいがちです。自分をダメだと評価して、加害者以上に虐待してしまうのです。
 では、うまく取り入ればいいのでしょうか? 迎合したり、お世辞を振る舞ったり、相手の仕事を積極的に手伝ったり、そうした対応を続ければ、相手の態度が軟化することがあるかもしれません。ですが、うまく使われた上に、安くみられ、軽蔑されてしまうような展開もありえます。そもそも自分を虐待する人へのサービスなど、すること自体が多大なストレスですから、うまく行かなかったときの徒労感も大きいものです。

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それではと、勇気を振り絞って対決姿勢を示せば、ますます逆ギレされて火に油を注いでしまうこともあることでしょう。
 問題点は、問題の原因は自分の態度にあると解釈しているところです。ですから、自分の態度を変えることによる解決法を試みるのです。
 自分の問題と捉えてしまう心理には、受け入れられたい、評価されたい、愛されたいという欲求があります。相手が上司であろうと、恋人であろうと、隣人、友人であろうと、相手からの好意を得られることによって、環境を居心地のいいものにしたいという、依存的な欲求が潜んでいます。
 そして、問題は、その人はあなたを「愛せない人」だということです。何らかの理由で、あなたの言動を悪く解釈する事しかできないでいるのです。不必要な怖れや、過去から培ってきた劣等感に苛まれているのかもしれません。
 愛をくれない人、愛する能力の無い人に、愛を求めないことです。あなたをこっぴどく否定し続ける人から認められることによって、自信を深めようなどと考えないことです。この人はずいぶん劣等感が強いんだな、保身ばかりを考えて周囲と絆を紡げないかわいそうな人だな、そう受け止めるだけでも、陰湿な攻撃から被るダメージは少なくなります。淡々と成すべきことをこなし、そんなあなたに好意的に接してくれる人たちと、良い関係性が築ければ、それで充分です。
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