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Win-Winの関係

 友人関係は対等な関係ですから、どちらかが一方的に相手のために何かをやってあげる関係に陥ると、そもそも友人関係そのものが危うくなります。たとえ、以前力になってくれたから、今度は自分が力になりたいといった動機から出た行動であったとしても、です。
 対等な関係が崩れてくると、もはや友人ではいられないのかもしれません。いつの間にか相手が指示を出し、自分が従う関係になってしまっていることに気付くと、誰しも戸惑わずにはいられません。
 友人が、してもらって当たり前、感謝している様子もなく、さらにハードな要求を次々に出して、するのが当然といった態度で要求してきたら、さすがに憤りも感じることでしょう。

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人間関係は、付き合うことによって双方に喜びがある、Win-Winの関係でなければ続かないもの。どちらかの犠牲の上に成り立つ関係は長くは続きません。
 相手はなぜ、いつの間にか支配的になってしまったのでしょう。多分、その人は「あなたはわたしの言うとおりにすべき。なぜなら△△だから」と、その人なりの理由を持っています。相手が従順すぎる場合、多分にこうした考えに傾いていきます。無理なことは断るようにしていくと、相手の事情を無視した、無理な要求だったのだと納得することでしょう。
 どうしても押し切られがちになるとしたら、それには理由があることでしょう。寂しさや絶望感が潜んでいることも少なくありません。
 人は、愛する対象の喪失など、孤独感や失意に苛まれているときには、親和欲求が強くなります。極端な場合、誰でもいいから人と付き合うことによって寂しさを紛らわせようとします。人を選ぶ閾値は低くなり、自分にとって利益の無い関係性も引き寄せてしまいがちです。相手の無謀な要求も受け入れてしまいかねません。相手の存在への依存から、従順になってしまうのです。
 失恋、失業、引っ越し、災害によって私財を失う、愛する人との死別、こうした時期は、心細さから報われない恋に落ちたり、情に流され人にも流されたりと、普段とは違った行動を取りがちです。
 ですが、人は過渡期のパニック状態からもいずれ立ち直っていきます。いずれコントロール感を取り戻していくのです。独りでも大丈夫と思える日が来ます。
 すると、一緒に過ごしたいがために、無理をして相手の要求を受け入れる状態からも解放されていきます。それは、必ずしも相手との別離を意味していません。いつか終わりの日は来るかもしれないけれど、今は共に過ごす時間を楽しいものにするために、自分の持てる力を使おうと考えるようになるのです。相手に対する依存が減ると、仲間でいるために無理をすることもなくなり、楽になります。
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カテゴリ: 共依存

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