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感情の暴発

 怒りは、取扱いの難しい感情です。ですから、多くの人は、小さな不満やいら立ちを感じると、胸に秘めて、無かった事にしようとします。ところが、納得し許したわけではありませんから、溜まりすぎるとちょっとした刺激で暴発します。
 相手にとっては思いがけない反応ですから、驚き、傷つき、逆ギレという形で返すことも少なからずあることでしょう。激情に駆られて一度口から出た言葉は、もう取り返すことができません。発した方は冷静になると後悔することが多いですが、感情をぶつけられた人は、長らくその言葉を忘れることはないでしょう。

 喧嘩の後、それっきり絶縁にしてはいけません。たとえ、それ以前に、どれほど楽しい時を紡いでいたとしても、最後の印象がその人の真の姿として、相手の胸に刻まれてしまうからです。
 冷静になった時には、相手から受けた打撃ではなく、相手から与えられた優しさを探してみてください。そして、自分もまた相手に傷を与えたかもしれないと考えてみてきださい。傷ついているとき、怒りに駆られているとき、人はこの視点に立てません。
 マイナス感情を暴発させないためには、相手に対する攻撃にならないよう、うまくことばで伝える技術が必要なのでしょう。自分の正当性や利益ばかりでなく、相手の立ち位置や心情に配慮できる、こうした思いやりが双方向にあれば、そもそも大きな争いには発展しませんし、修復しようと双方が務めます。
 人は余裕のない状況に居る時や、追い詰められた心境にあるときには、自分しか見えません。自分の言い分がいかに正しい時にも、相手を袋小路に追い詰めず、退路を断たない配慮が必要です。
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