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承認欲求

 自分が否定されたり非難される集団の中に居るのは、心地よいものではありません。安心して自由な発言ができ、なおかつ受け入れられるという状態を、誰しもが望んでいます。
 ですが、その、周りの人達から認められたい!という思いが強くなりすぎると、自分のことは二の次にして、無理して頑張る生き方の癖が生まれて来ます。また、馴染の無い新しい集団に入った時には、そうした傾向が強くなりがちでしょう。

 周囲に対して友好的に、協調的に接すれば、概ね多くの人間関係は順調に保てることでしょう。ただ、自分を犠牲にしていますので、ストレスは溜まります。
 時には、それほど頑張っているにも関わらず、嫌われてしまうこともあるでしょう。最初からそりの合わない人とは、協調してやっていこうと努力したところで、結局うまくいかないことも多いものです。そうした時には、これまで尽くしてきた時間を返して!と言いたくなるかもしれません。こんな結果になるのなら、最初から関わらなければよかったという感じです。

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ありのままの自分を見せることが不安と感じる人の中には、成長期に親から人格否定されて育った人もいます。そのために自分の個性や性格はダメだという思いが強く、人に受け入れられることによって、自己評価を高めようとするのです。
 子供の心に深い傷を与えてしまう親は、少なくありません。それは、親自身の未熟さのゆえに起きています。その親を越えていくことによって、子供は自律していくのですが、心の奥底に、刷り込み教育的に言われ続けた言葉が、自己否定となって残っている場合も多々あります。
 子供時代の家庭環境を、振り返ってみましょう。両親は健全な家庭を築いていたでしょうか?子供は、否応なくとばっちりを受けてしまうものです。
 社会に出れば、権力を振りかざす上司にも、厄介な同僚にも出会うことでしょう。ですが、かつて親から受けたような傷を与えられる人など、一人もいません。もう、あの頃のように無力で無防備ではないからです。
 
 承認欲求の強い人の反動形式的な迎合は、相手に良い印象を与えません。自分に好意をもってそうしてくれているというよりは、よく思われたいだけの自己中心的な人と受け取られがちなのです。これでは、せっかくの努力も水の泡です。
 また、承認欲求の強い人は、家庭ではきわめて自己中心的になり、DV加害者的にもなりがちです。そうすることで、バランスを取っているのです。
 今すぐ良い関係を築きたい、さもなければ付き合わないかといった、二者選択的な白黒思考も影響していそうです。新しい環境にも人間関係にも、ゆっくり馴染んでいくもの、その間には紆余曲折、いろいろあっていいんだと前もって考えていると、余裕も生まれるかもしれません。
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カテゴリ: 認知と癒し

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