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怒る技術

 怒りは人間関係を破壊してしまう危険性が強い、だから怒ってはいけないと、笑顔を心掛けても、苛立ちは収まりません。怒りは自分を守ろうとする感情だからです。フィフティフィフティな関係、ウィンウィンな関係がないと感じているから沸き上がります。
 関係破壊を恐れて封じ込めてしまうと、この不満な状態がさらに続いていくことになります。すると、いずれ限界に達して、もう別れようか、あの人は友達じゃない、などと悶々と考えてしまいます。
 何も言わずフェードアウトする方が波風が立たなくていい、などとアドバイスされることもあるかもしれません。確かに波風は立たないかもしれませんが、これでは、離れてしまった後も、相手に対するもやもやはそのままです。
 そもそも、自分の感情を伝えて、よりよい関係性にしたいという願いが、怒りの正体ではありませんか。何も言わずに諦めるのは、少々早計です。

 とはいえ、自己開示が散々な結果になる場合もあります。相手が防衛的になり、聞く耳を持たず、相手の方から決別を切り出すような展開です。こんな結果を望んだわけじゃないのに、言わなきゃよかった、と、後悔するかもしれません。

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 そうした場合でも、後になって冷静さを取り戻した相手は、反省して戻ってくる可能性もあります。ところが、散々逆ギレされたので、その時には、もう懲り懲りとばかりに、こちらの感情が冷めてしまう場合もあります。
 長々と我慢を続けて、限界に達した後、やっと辛い心情を一気に切り出したような場合に、起こりがちです。被害者の立場に身を置いて、相手を加害者として責めてしまうのです。相手はそれを、思いもかけない攻撃と受け止めてしまいます。裏切られたような心境になるかもしれません。双方、相手への思いやりが乏しく、相手を自分の希望にかなう存在にしたいという欲求が深いのです。わがままな怒りといえるかもしれません。
 感情爆発しそうなときには離れて、怒るときには余裕をもって、現状に感じている問題意識と、状況をよくするためにはどうなって欲しいかを、相手に冷静に伝えたいものです。その人との関係を良くしていきたいという願いが根底にあると、危機は「雨降って地固まる」といった展開になる可能性も多いことでしょう。
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