Sponsored Link

亜鉛欠乏と鬱症状

 亜鉛は、人体では鉄の次に多い必須微量元素です。食品由来で、人体に取り込まれます。過度のダイエットや食欲不振で、亜鉛不足が生じます。
 亜鉛が不足してくると、免疫力が低下し、風邪をはじめ、様々な感染症に罹患しやすくなります。ナチュラルキラー細胞とT細胞の活性化に、亜鉛が関わっているのです。また、亜鉛は細胞分裂に必要なミネラルなので、新陳代謝の活発な場所に、影響が現れます。皮膚の炎症やその治りにくさ、口内炎、脱毛、爪の異常などにも亜鉛不足が影響しています。
 こうした多岐にわたる症状には、他の原因も考えられますので、すぐには亜鉛不足と結び付けられないかもしれません。多くの人が亜鉛不足を自覚するのは、味覚障害です。食事が塩辛いばかりでおいしくない、食べ物の味がしないといった状態になります。
 味覚は舌の粘膜にある味蕾(みらい)が担っています。味蕾は新陳代謝が活発ですから、亜鉛が不足すると新陳代謝がとどこおり、味覚障害が起きるのです。食事がおいしくなくなったら、バランスの取れた適量の食事を心掛ける必要があります。牡蠣やレバー 、牛肉 、チーズ 、卵黄、大豆、納豆、きな粉、豆腐、そば、ゴマ、緑茶、抹茶、カシューナッツ、アーモンドなどが亜鉛を多く含みます。速やかに亜鉛不足を補うためには、亜鉛サプリメントで補うという方法もあります。必要量は1日8ミリグラムから10ミリグラムと言われています。

Sponsored Link



  亜鉛は、精神活動にも深く関わっています。不足すると抑うつ状態に陥ってしまうのです。記憶をつかさどる海馬や、神経線維に亜鉛が含まれていることから、精神の安定が損なわれるのではないかとみられています。
 この、脳と深いかかわりのある亜鉛は、ストレスを受けると大量に消費されてしまいます。ストレスが亜鉛を浪費し、亜鉛不足がさらに憂鬱な気分を招くといった悪循環に陥ります。

 人は、憂鬱な時、不安な時には、合理的な見当識を持てません。悲観的に考えすぎてしまい、その想念が不必要に自分を苦しめてしまいます。こうした傾向を、ともすれば、心や性格は生来のもの、変化しにくいものと考えて諦めがちですが、物質である脳は、物質の影響を免れえません。貧しい食習慣も、鬱病の発症リスクの一因といえそうです。
 また、これは、基準に達したバランスの良い食事で、抑鬱症状が改善可能であることを示しています。栄養状態を改善するために、通常の食事に加えて、不足している栄養素を含む食物サプリメントを摂取することも、症状緩和に効果的だといわれています。
 精神活動の本拠地、脳も食べたもので作られています。日ごろから、脳が喜ぶ食事を心掛けたいものです。
スポンサーサイト
テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 脳と精神

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する