Sponsored Link

あなたに逢えてよかった

じゃあ、またねと手を振って別れるとき、いつも後ろ髪を引かれる思いです。もっと、ずっと、ずっと一緒に居たくて。
 じゃあ、またねと別れる日常の何気ない別れが、永久の別れになりはしないかと怖くなるのです。もっと、ずっと、ずっと一緒に居たくて。
 いつの日にか、永久の別れが、二人を引き離してしまうと知っています。その日は、突然来ることもあると知っています。だから、何気ない日常の一コマ一コマが、きらめく光のように貴重なのです。
 あなたに、巡り合えてよかった。あなたは、暗闇の中の灯。あなたは荒野に咲く一厘の花。あなたは、砂漠の中の一滴の泉。あなたは絶望の中の希望。あなたがいたから、今日まで生きてきました。
 永久の別れが、今にもあなたを連れ去ってしまいそうで、電話がないと不安になります。あなたは元気でいるだろうかと。手を振って別れるとき、胸が切なくなります。これが最後のシーンになったりしないかと。
 決して悔いの残らないように、傍にいる日には、想いのすべてをあなたに注ぎます。あなたを幸せな気分にするために、わたしのささやかな力のすべてを尽くして惜しくありません。わたしの命のある限り、あなたを支えたいのです。

Sponsored Link



 ですが、わたしには無限の忍耐はありません。あなたがわたしを思い通りに支配できると勘違いして、的外れな激昂を見せるとき、わたしはすぐに背を向けてしまいます。そんな扱いに耐えるよりも、孤独を選ぶ方がいいと決意して。
 あなたがなぜわたしを何度も裏切るのか、なぜわたしの痛みに気付かないのか、解らなくて、未練を振り切るように、何度も別れを決めました。その度にあなたは、少しずつ優しくなってくれましたね。
 あなたの中にある過去の痛みを、なんとなく感じられるようになりました。その過去の痛みをわたしが癒せるとは思っていないけれど、過去とは違う物語を、今生きているあなたを感じています。
 これまで、「そんなふうにしか生きられなかった」あなたと、こんなふうに生きているわたしのドラマは、じれったくスローテンポで紡がれていくのでしょう。どちらかが与える一方で、どちらかが受け取る一方ではない、双方向の二人だから紡がれていくのです。
 あなたと、巡り合えてよかった。あなたは、暗闇の中の灯。あなたは荒野に咲く一厘の花。あなたは、砂漠の中の一滴の泉。あなたは絶望の中の希望。あなたがいたから、今日まで生きてきました。

関連記事

愛するということ
愛するために生まれてきた
メメント・モリ
ゲシュタルトの祈り
愛と別れ
スポンサーサイト
テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する