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過換気症候群

不安や緊張にさらされたとき、強い精神的ストレスを感じた時などに、呼吸が急に早くなり、動機や頻脈も現れて、心臓病ではないかと、救急車を呼ぶ人もいます。発作自体は、30分から60分程度で自然に収まります。救急車が病院につくころには、収まっていることが多いものです。

 呼吸は、脳にある呼吸中枢からの指令で、調節されています。この呼吸中枢が、過度の緊張やストレスで刺激されると、脳が呼吸が不足しているように勘違いしてしまいます。
 そこで、もっと呼吸回数を増やそうとするのですが、その結果、二酸化炭素が排出され過ぎてしまうのです。二酸化炭素の減少で、血液のpHがアルカリ性に傾くと、息苦しさや手足のしびれなどの様々な症状を引き起こします。すると更に呼吸は乱れ、ますます息苦しさを感じてしまうという悪循環に陥ります。

 発作が起きた時には、速くなってしまった呼吸を速やかに元に戻す事が先決です。落ち着いてゆっくり呼吸し、息を整えます。発作に対する不安が強く、一向に収まらない場合や、パニック状態になってしまっている場合には、抗不安薬や精神安定剤などが処方されます。

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 過換気症候群は心理的なストレスが原因ですから、ストレスを溜めやすい性格の人に多いといわれています。男性よりも女性が、年齢的には10代から20代の人に多いのも特徴です。ですが、高齢者も無縁ではありません。高齢者の場合は、過換気症候群の背後に器質的疾患(脳血管障害、腎不全、心筋梗塞、急性呼吸不全など)が潜んでいないかどうかの確認が必要です。

 治療は、薬物療法のほかに、認知行動療法などが行われています。心因的な病気の場合、症状を深刻に考えすぎると、かえって悪化の原因ともなりえます。おおらかに受け止め、精神的な落ち着きを取り戻すことが大切です。
 原因となっているストレスを取り除くことができればいいのですが、おそらくそれは難しいことでしょう。それが簡単にできるくらいなら、こうした事態には至らなかったでしょうから。
 誰しもストレスと無縁ではいられません。自分なりのストレス解消法を、日ごろから身につけておきたいものです。
 また、ストレスの原因は、人間関係であることが多いものです。これを機会に、自分の性格や人づきあいの姿勢を、今一度振り返ってみることも大切かもしれません。このままでは苦しいと、その症状が告げています。

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テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 脳と精神

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