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ぶれない自分づくり

 誰かに対して、負の感情が沸き上がってきたとき、わたしたちはうろたえることがあります。あの人がこうした態度を取るのは、あの人なりの事情があるのだからと相手の心情を酌もうとしたり、相手のいいところを数えて、自分をなだめようとします。不満や怒りを覚えるのは、相手に対して悪いと感じてしまうのです。
 ですが、理性が修正する前の、自分の正直な気持ちを、まず、感じ取りましょう。相手にばかり気を取られていては、自分がどんな風に扱われても許してしまう可能性があります。不快な思い、それはあなたの自尊心からの警告です。
 不快さを堪えて笑顔で接するのは、相手に対して不誠実ともいえます。相手はいつまでも、自分の加害性に気付けません。

 これまで、いつも好意を示すことが、相手と良い関係を築くことだと信じてきたのでしょうか。もちろん、信頼関係は、そうした互いの気遣いなくしては成り立ちませんが、世の中にはいろいろな人がいますから、相手からのモラルハラスメントを招きよせてしまうこともあります。八つ当たりしてくる人は傷ついている人だからと、大目に見たり優しく接していると、いつの間にかサンドバック扱いにならないとも限りません。
 相手と自分は、人として対等な関係なのです。たとえ役割の違いがあったとしても。自分を卑下する言葉を社交辞令のように使って、相手からのそれを否定する言葉を待っても、返ってこない場合もあります。額面通りに受け取って、見下して来る人もいるのです。
 自分を見下して来る相手を、人は尊重できません。自分が尊重されていないのですから、当然です。相手からの評価を上げたくて、いっそう親切に、相手のために動力を使っていると、いつかはバーンアウトしてしまいます。

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 言いたいことが言えなかったり、断りたいのに断れない人は、先を読む能力のある人なのでしょう。より良い関係性を築きたくて、意を決して不満や傷ついた感情を伝えたところ、相手の逆ギレや反撃という望んでいない結果が帰ってきた。それっきり絶交になってしまい、言わなければよかったと後悔した、そうした過去の経験から学んでいるのかもしれません。
 ですが、どう受け取りどう反応するかは、相手の領域なのです。不幸な結果になったとしても、表現したこと自体を責めすぎないことです。無理をして、困難なことを引き受けてしまうと、そんな自分が情けなくなったり、相手を恨む結果にも繋がります。
 自分の言動が自分の真意から離れてしまう時、そこには恐れがあります。相手を失うことへの恐れです。
 ですが、「ノー」を伝えても、壊れていく関係ばかりではありません。むしろ、相手に考える機会を与えることになる場合もあることでしょう。
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テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体

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