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モラルハラスメント加害者とは

 モラルハラスメント加害者は、問題は被害者のほうにあるとか、自分の方が被害者であるという主張をします。人は、自分の立場から物事を眺めるので、当然の主張ともいえます。また、相手に与えた心的外傷は目には見えませんから、自分の加害性にも気付いてはいません。
 加害傾向のある人は、人間の心理を表面的にしか理解できません。したがって、そうでない人よりも、相手のストレスに気付きにくいのです。
 控えめな人や優しい人は牛耳りやすいので、支配していい存在と認識しがちです。そして、そうした自分の態度にすぐに慣れてしまいます。相手が気遣いから抗議せずにいると、それでいいのだと納得します。
 被害者からすれば、こんなにも協力しているのだから、こんなにも我慢し続けているのだから、少しは感謝されるはずと考えますが、感謝はしません。支配に応じるその時点で、すでに劣った存在になってしまっているのです。そこで、自分の方が立場が上であり、指導しているという錯覚に陥ります。

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 加害傾向のある人には、二つのタイプがあります。一つは、これまでの人生でことごとく失敗を重ねて、自尊心の低い人です。こうした人は、攻撃対象を選んでうっ憤を晴らします。一方で、障害者など、明らかに自分よりも能力の低い人にすり寄っていき、かいがいしく面倒を見ることもあります。その相手の痛みに寄り添うことなどせず、ただ世話をする自分を周囲に誇るために。
 もう一つのタイプは、何不自由ない恵まれた人生を歩いてきた人です。自分が特別視されて当然と考え、運に恵まれない困難な人生を歩いている人を見下します。
 いずれの場合も、そうした境遇にある人が、必ずそうなるわけではありません。背景には、人格の偏りがあると考えられます。
 加害傾向のある人が、ほかの誰かを不当に扱っているのを目にしたら、自分は大丈夫といった楽観は禁物です。いつ、被害者の立ち位置に自分が立つ事になるかもしれないのですから。
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