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抑うつ気質

うつ病を発症しやすい性格がある、と以前から指摘されています。よく知られているのは、「メランコリー親和型」「執着気質」です。
 几帳面で真面目、ルールや規範に従順、人に気を使う、物事にこだわる、人や物事へのかかわりは、熱中しやすく、凝り性、関心が一つの事柄に化集中され、他の事柄には無関心からの大雑把、一度喚起された感情がいつまでも静まらず、長く続く、融通が効かず、認知的柔軟性に乏しい、といった特徴があげられています。
 完全主義であり、「何々すべき」といった表現をよく使い、責任をひとりで背負い込み、弱音を吐くのが苦手、また状況の悪い面のみを拡大解釈するために、情報の処理が偏る、といた傾向が顕著です。
真面目で仕事熱心であることから、社会での評価は悪くありませんが、これが裏目に出ると、「規範やルール、マニュアルに忠実なばかりで、柔軟性がない。」従って臨機応変な対応を求められる状況の変化に脆い、ということになります。

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刻々と変化していく局面に柔軟に添っていくことがすこぶる苦手なので、既に世の中に定まっている規範・ルールに従うことで安心を見出そうとします。
  この規範自体が社会の変化に従って、変化していくことを余儀なくされる性質のものですが、硬直化した性格はそれを拒み、『慣例』を優先させようとして、社会の変化に乗り遅れます。
 変化に対応できない一方で、批判への脆弱さがありますから、決して間違いの無い唯一の正しい答え、バイブルを求めます。それにさえ従っていれば安全と言う、安全思考の強さから、保守的な姿勢が生まれています。状況の悪い面のみを拡大解釈し、ネガティブな未来予測をするために、手にしたわずかばかりの安心を手放せません。
  この変化への脆弱性から、「永遠の愛」を夢見がちです。何があっても、自分に向けられる愛が不変であるという確信は、安らぎを与えてくれます。そして、相手が心変わりしたり、状況が刻々と変化していっても、見切りをつけることができません。他の人ならば、とっくにドロップアウトしているような状況にも、耐え忍んでしまいます。決断できない、決断が遅れるなどの特徴があり、逃げ遅れてしまうのです。
 そして、気付いているよりもはるかに大きな心身の疲労状態に陥っていることに自覚が足りません。こんなことぐらいで根を上げるのは弱虫だ、と自らを叱咤して、ますます辛い状況に甘んじようとします。
 悪意を隠そうともしない同僚や隣人に善意を尽くして、良い評価を獲得しようという試みも続けます。自らの評価に対する過敏さや、人と対立することで自己評価が下がることに対する居心地の悪さもあるかもしれません。
 ここから、自分を評価してくれない人に気を使う姿勢や、その人の評価を得られることで自己評価を高めようとする姿勢が生まれます。
 
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