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感謝しらずの人

 同僚が自分の仕事を手伝ってくれたら、「ありがとう」と、なんだか申し訳ない気持ちになって、今度何かおごりたい心境になるかもしれません。ありがとうは「有り難い」。「なかなか無い」ということです。
 ところが、友人や恋人から何かやってもらうことに慣れきってしまうと、それが「当たり前」になってしまいます。感謝の気持ちがなくなってしまうのです。すると、そうされるのが、尽くされるのが、当然の権利のような錯覚に陥っていきます。そして、相手が疲れてきて手を抜くと、不平を言うようになるのです。「なぜもっと尽くしてくれないの」「もっと尽くしなさい」と、相手に求めるばかり、奪うばかりになります。

 一方、与えるサイドは、「もっと親密になりたい」等、相手に期待を抱いていることが多いものです。ところが、要求が増えるばかりで、だんだんお返しがなくなってくることに疑問を感じ始めます。そもそも、相手との関係性はフラットだったはず。それが、相手は勝手に上下意識に陥っているようだと。もしかして、都合よく利用されているだけ?

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 周囲の人に色々な事をやってもらいながら、自分は相手のために何もしない。相手は毎回手土産を持って訪れるのに、自分は残り物さえお土産に持たせようとしない。陰ではコケにして笑っている相手にも、頼みごとはしゃあしゃあと依頼する。こうした人達に共通するのは、見え透いたお世辞や通り一遍の御礼は口にするけれど、相手の時間や動力を使うことへの感謝の乏しさです。相手の立場に立つ視野が欠けています。
 感謝のない態度は、「わたしはあなたを愛していません」と告げています。大切な家族なら、相手の体調や都合を優先し、決して無理強いはしないはずだからです。
 相手の手助けに感激し、感謝すると、相手は充足感を感じ、また力になってあげようと思ってくれます。そうしたサポートがあると、物事が順調に進み、相手との絆も深まっていきます。良い循環が生まれるのです。
 一方、余裕のない人はサポートを要求し、せっかく手助けしてもらっても、余裕がないので不足を言ってしまいます。少しばかりの後ろめたさを払拭するために、「被害意識なんか抱いてはダメ!」と相手を責める態度に出てしまいます。こうした攻撃的な姿勢に、相手は意味が解らず唖然とするかもしれません。
 誰しも、感謝やお礼が欲しくて、親切や優しさを提供するわけではありません。ですが、受け取る側が、それを当たり前と考え始めるころから、その関係性は崩壊していきます。
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テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体

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