Sponsored Link

傷つきたくない症候群

 学校や職場は、限られた人員だけで構成された閉鎖空間ですから、いじめやハラスメントは、ともすれば長期化する危険性があります。すると、ターゲットになった人は、他者に対して助けを求めたい一方で、援助を得られない経験を積みやすく、他者不信に陥りやすくなります。
 年齢が幼ければ幼いほど、現実を離れて、想像の世界に逃避する傾向が生まれます。漫画やアニメの虚構の人物、あるいは有名なアイドルやミュージシャンなど、直接関わることのない世界とのふれあいに没頭し、現実の辛さを埋め合わせようとするのです。そこにいる人々は、自分を傷つけることなどありませんから。
 それでも、年齢が上がるにつれ、周りの人たちと良い関係を築きたいと望むようになります。どうすればうまく小集団に受け入れらえるかとと考え、他者に同調して仲間に入れてもらえることを覚えます。これで成功すると、この方向性が習い性になります。
 ですが、これは、自分を抑圧し続けることですから、開放感がなく、時に自尊心の痛みも感じます。
そもそも、あまり楽しくなく、疲れます。

Sponsored Link

子供のころ、うまく集団に溶け込めず、孤立傾向のあった人は、傷つくことへの耐性が弱くなっているのです。喧嘩したり、仲直りしたりといった経験自体が、あまりありません。ですから、小さないさかいも修復不可能だと考えやすく、過度に自分を守ろうとします。相手を危険視しやすく、逃走したり、あるいは逆に噛みついて全力の逆襲を加えたり、相手に合わせることで対立を避けようとします。
 相手に譲歩して、表面上平穏であっても、心に葛藤は残ります。誰かに愚痴を言いたい心境も生まれます。一見、誰とも対立していないように見えて、常に人間関係の悩み抱えています。
 そのような人も、誰に対しても表面上のコミュニケーションに終始するわけではありません。家族や親しい人の前では本来の自分でいられるはずです。
 親しくなれるまでに、時間のかかる人。傍目には、そう映っているかもしれません。最初はちょっと取っつきにくい、クールな人に見えているかもしれません。ルックスが強面だと、怖そうな人、近寄りがたい人に見えてしまうこともあることでしょう。
 あなたの周辺にいる神経質そうな隣人もまた、屈折した傷跡を抱えて、身構えているのかもしれません。人は孤独に陥ると、絶望感を深め、緊張と不安から、マイナス感情を高めてしまうものなのです。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する