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失恋の癒し方

 遠く遠く遠く、時間が過ぎ去ること。失恋を癒してくれるものは、究極には時間だけなのかもしれません。時間が過ぎることで、不意に蘇ってきては動揺せずにはいられなかった忌まわしい記憶も、次第に薄らいでいきます。その人の傍らで生きることだけが唯一の幸せと感じていたけれど、気がつけば、その人を思い出さない日常にも慣れてきています。
 そうなれるまで、どれほどの時間がかかるかは、人それぞれでしょう。1ヶ月かもしれないし、1年かもしれません。あるいは、10年かかるかもしれません。
 10年後、偶然再会したその人に、もう心が騒がない自分を発見します。愛着もなければ、怒りや憎しみもありません。幾度も思い出してはその度にうなされてきた残酷な別れのシーンの記憶も、もう鮮明ではありません。激情を伴わずに思い出すことも、できることでしょう。

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 その時、あなたの傍らには、他の誰かが寄り添っているかもしれません。新しい恋は、最大の薬です。新しい恋をすることで、過去の恋を改めて見つめ直すこともできるでしょう。
 愛する相手から、ちゃんと愛し返される喜びも、その人が教えてくれたものです。愛してくれないから、愛されたくて、もっともっとと、自分をささげ尽くして、ぼろぼろになってしまった過去の恋。一方的に尽くしすぎてはいけないのだと、教えてくれたのは、その過去の苦い経験なのです。
 自分の幸福を、相手にゆだねすぎないこと。救い主などいないと知ったこと。その恋を通して、あなたは学んだのです。欲しいものを得るために、我慢しすぎる関係は、後に怒りを残しかねないことも身に沁みして知ったことでしょう。
 あの苦さがあったからこそ、与えるものと与えられるものとのバランスを心掛けるようにもなれたのです。相手の存在を尊重し、共に居る喜びも知りえたのです。
 もう2度と恋なんてしない、あの頃、何度もつぶやいて泣いたけれど、恋ではなく、愛することとはどういうことかを、今では知っています。そのための通過地点だったのです。
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テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 恋愛依存

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