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適応障害

 誰しも、思いがけない出来事や、新たな環境、困難な状況に直面することがあります。わたしたちは、その都度、自分にもたらされた環境の変化に馴染んでいくことを迫られます。
 例えば、パートナーと死別した場合、その人のいない人生を歩まねばなりません。そうした変化が唐突であればあるほど、適応力が及ばず、普段のその人らしくない振る舞いや、不眠や頭痛といった身体症状が現れることもあります。
 適応しがたい環境から離れることが解決策だとしても、多くの場合、逃れられるものではありません。失恋も同様です。以前の状態を取り戻したくて追いかけてはみても、失われた日々が返らぬことを思い知らされ、傷を深めるばかりです。

 多くの人は、やがて変化や喪失を受け入れ、新たな環境に慣れていきます。その過程で、一過性の不眠症や食欲不振、興奮状態などに陥ることもあるでしょう。
 適応障害は、心にも身体にも表れます。身体症状の代表的なものは、不眠症です。興奮しすぎているため、あるいは不安感の強さから、入眠障害に陥ります。また、中途覚醒すると、ネガティブな思惑に取りつかれて、そのまま明け方まで眠れません。自分自身は適応しようと懸命になっている場合、抑うつ状態に陥っている自覚がないことも多いものです。

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一方、情緒的な症状を自覚することもあります。何やら、涙もろくなった。流れてくる音楽を聞いているだけで、涙があふれてくる、というように。
 情緒が不安定になれば、人は涙もろくなるのです。そしてその不安定さが募ってくると、容易に激しやすくなり、発作的に声の限りに泣き叫ぶこともあります。我ながら、こんなにも声が出るのかと驚き、発狂してしまったのではないかと、戸惑うかもしれません。
 
 絶叫は、言葉にできなかった感情の暴発です。それほどに、頑張って耐えてきたのです。様々な思いや不安を背負って、一人で弱音も吐かず、頑張ってきたのです。人前では、いつも笑顔を振舞っていたことでしょう。それがもう、限界に達してしまったと告げています。

 人前で涙を見せられなくとも、一人で泣くことにも浄化作用があります。溜めこんだストレスを、泣き叫ぶことで放出し、感情をフラットにする働きをしてくれます。ですから、タガが外れたように泣き叫ぶときにも、そうした自分に戸惑わず、むしろ大泣きする方が良いと言えます。
 運命の転換期には、自分を必要以上に鼓舞せず、リラクゼーションを心掛けたいものです。温かいお風呂や、心地よい音楽や香り、娯楽番組がもたらしてくれる笑い。そして、栄養のバランスの取れた食事。時には、サプリメントも有効かもしれません。ストレスで消耗してしまった亜鉛やB群ビタミンを補って、体からも心を養いましょう。
 そして、何よりも、今日一日に生きること、明日にネガティブな予想を巡らせて思い惑わず、昨日に後悔や罪悪感の種を探して自分を責めず、今日をというこの日、一日に集中して過ごしたいものです。
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テーマ: 癒し・ヒーリング | ジャンル: 心と身体

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