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自分を愛するレッスン

 愛されるにはどうすればいいかというマニュアル書は、数多く見かけます。たとえば、今、何が求められているか、何をすればいいかを常に考え、慌ただしく人のために奔走すること。
 確かに、よく気配りのできる人だという評判を得られるかもしれません。ですが、やがて疲れてしまいます。自分を脇に置き、人を優先しているからです。
 
 愛は惜しみなく与える、などと言われますが、それが行為のみに留まるのなら、自己犠牲にすぎません。犠牲からは、怒りが生まれます。その怒りの出どころは、傷ついた自己愛です。
 それに気付くと、ここではない何処か、この人ではない誰か、ちゃんと愛し返してくれる相手を、他に探した方がいいと考えるかもしれません。ですが、傷つけているのは、他でもない自分自身です。
慌ただしく立ち働いて人の役に立つ人間でなければ価値がないという価値判断を定めて、自分を追い込んでいるのは、他の誰でもありません。
 周囲の人たちから喜ばれ、褒め称えられ、特定の誰かから、唯一の人として選ばれなければ、自分に価値がないのだとしたら、価値のある人でいることは、何と疲れることでしょうか。そのために、どれほど自分を粗末に扱っていることでしょうか。

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私たちは、ともすれば自分を責めてしまいます。なんて馬鹿だたったのだろう!あんなことを言うんじゃなかった!なんであんな人を好きになったんだろう!人を見る目がなかった!事あるごとに、自分を叱責します。
 たとえ、人が後ろ指さして陰口を叩いても、そう言われても仕方ない何らかの事情があったとしても、あなたの人生すべてを把握しているあなたには、そうならざるを得なかった経緯も解っています。自分を慰め、いたわり、肩を抱くように寄り添ってください。あなた自身に、やさしさを注いでください。
 過去の数々の出来事が、今日のあなたを育ててきたのです。中には、時計の針を逆に戻して、無かったことにしたいような経験もあったことでしょう。ですが、そこから貴重な教訓を得たことも確かです。たいせつなことは、苦い経験を通して、最も深く学べるのです。そうした経験を通して、思慮深くなった今日のあなたがいるのです。
 誰かを激しく憎み、その不幸を願う自分がいたとしても、自分自身からもその真実を隠そうとして、偽りを口にしないでください。それほどに傷ついている自分の、その痛みに寄り添ってください。よく頑張ってきたね。よく耐えてきたね。親友だったら、そう言って一緒に泣いてくれるはずです。あなたにとって最高の友人は、あなた自身なのです。
 自分自身で自分を満たせない者は、他人からの称賛や好意で補おうとします。すると、そこに無理が生じ、他者にも同様の負担を要求する、愛とは真逆の心理を生みだします。
 自分が感じている全ての感情を尊重し、不当に扱わないこと、それは、他人の至らなさを許し、ありのままを受け入れることにもつながっていきます。
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テーマ: 癒し・ヒーリング | ジャンル: 心と身体
カテゴリ: 認知と癒し

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