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回避依存症

 回避依存症とは、誰かと親密になることを内心怖れて、回避している人のことです。表面的には如才なく、モテている人も少なくないことでしょう。
 ところが、近づこうとする人は、心の壁を感じたり、相手の関心が自分には無いと感じてしまうことが多いものです。まさか、その心の根底にあるものが、嫌われることを怖れる心理だとは、思いもよらないことでしょう。
 本当の自分を知られたら、見放されるのではないか、そうした不安です。わざとつれなくしたり、あまり相手のことを好きではないようなそぶりを見せたり、実は、傷つくことが怖くて、躊躇って、揺れる心を抱えています。 

 回避依存症の人と付き合った人は、相手からの好意を感じられず、単なる知人でしかないのか、それとも遊ばれているのかと、戸惑います。心を開いて、相手の前に立てない、それが回避依存症なのです。
 ですから、胸中には寂しさがあり、人を求めるものの、相手に自分を知られることを恐れる思いが、ブレーキをかけてしまいます。そこで、自分なりのスタイルで、人と関わろうとします。

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 支配者タイプの人は、他者とフラットな関係を築こうとはせず、上下関係の上に立つ事で、自己の基盤を安定させようとします。指示命令の口調が目立ったり、「正しいのは自分、間違っているのは相手」と決めつける頑固な姿勢で、相手を支配しようとします。傲慢で鼻もちならない態度の根底には、間違うこと、間違うことによって評判を落とすことへの恐れがあります。相手に征服されることを恐れて、征服者たらんとしているのです。
 ところが、他者はいつも譲歩してくれたり、思いどおりになってはくれません。支配被支配の攻防戦にもつれ込むと、ナルシストの本領を発揮します。たとえお世辞であろうと、自分をほめてくれる人には優しいけれども、少しでも批判したり落ち度を指摘してくる相手には、たとえそれが自分に好意を寄せる異性からの、親密さを深めたいが故の意見であったとしても、徹底的に反撃しようとします。そうしたナイーブさ、幼さのゆえに、心を開いて傷つかない親密な関係性が築けません。むしろ、表層的な傷つかない関係を好みがちです。
 ときに、些細なことで感情的にもつれてしまう人間関係が煩わしくなり、仕事や趣味の活動に熱中して、たいせつな人との関わりも希薄なものにしようとします。あまり頻繁に会話をしない、長く付き合っているにもかかわらず、敬語などを使った丁寧でよそよそしい態度で接する、何かあってもきちんと向き合わない、などの親密な接触を避ける姿勢で、自分を守ります。ワーカホリックやDVの背景にも、この回避依存的パーソナリティがあります。

 本当の自分を知られたら、人から見放される、見捨てられる、という不安は、子供のころ、養育者からありのままの人格を受け入れられなかった経験に基づいているのかもしれません。そのために、できる人と言われたいと頑張る一方で、素のままの自分を隠すために、人との間に心の距離が必要だったのかもしれません。
 あなたが思っているほど、あなたはダメな人ではありませんし、他の人たちが優れているわけでもありません。また、あなたが思っているほど、あなたは選ばれた特別な存在でもありません。あなたの唯一無二の存在が貴重であるように、周りにいる人全てが、二つとないドラマチックな人生を生きている重要な存在なのです。
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テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体

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