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 抑圧的な人と攻撃的な人

 抑圧的な人は、あまり自己主張しません。相手を立てて、相手に合わせることで友好的に関わろうとする姿勢が、身に付いています。そのため、意見が異なると、自分を抑えて相手に譲ることが多くなります。一見、相手の言いなりになって、自分の意志が無いかのように見えることもありますが、自分の意志や感情を持たない人など存在しません。根底には、対立することへの恐れがあります。究極は、孤立への恐れです。
 群れるために自らを封印するのですが、それ自体、自尊心の痛みを招きます。その上、主張しない人の意志や感情は、理解されにくいものです。共感性の乏しい強引な人から、都合よく利用されたり、軽く扱われたりしがちです。自己犠牲の上の配慮は伝わらず、重んじられることも感謝されることも乏しいとなれば、いっそうやりきれなくなることでしょう。
 こうした状況が長く続くと、蓄積された怒りは、ある日突然限界に達してしまいます。ストレスから抑うつや放心状態になったり、相手に向けられない怒りを、関係のない安全な相手に向けて爆発させたりします。
 そうした自分を責めて、さらに忍耐強く自分を抑え、頑張ることでこの窮地を乗り切ろうとする人もいることでしょう。自らの心の悲鳴を無視して、自分を犠牲にし続けると、その後には「燃え尽き症候群」が待ち受けています。
 パワハラやモラハラにひたすら耐えて、黙々と働き続ける人は、操作的な人にとっては利用価値のある存在でしょう。ゴミ箱のように、なくてはならない存在かもしれません。操作的な人、攻撃的な人と関わり過ぎることによって、表面の静寂とは裏腹に、抑圧的な人の心は不穏になっていきます。

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抑圧的な人の悩みの種となりやすい攻撃的な人も、その自信に満ちた行動的な姿勢の中に、多くの問題のあるコミュニケーションを抱えています。明確に自己主張する様は、カリスマ性すら感じさせますが、その一方で、他者の存在を無視したり軽視しがちなのです。
 他人の言い分に聞く耳を持たず、一方的に自分の意志を相手に押し付け、思い通りに動かそうとします。人は誰でも、基本的に自己中心的ですが、操作的な人は露骨で尊大です。常に人を指図し、自分の用のために他人の時間や動力を使うのが、当たり前になっています。
 立場が上の相手には、見え透いたお世辞でおだてたり、甘えてみせたり、泣き落としで落とそうとします。こうした態度も、非常に操作的です。
 権威的なポジションについたとたんに、こうした態度になる人もいます。部下や下位に立つ人の多大なストレス源になっていることに、気付いていない人もいるかもしれません。自分の立場が人に与える影響を意識しておく必要があるでしょう。
 他者は、特に抑圧的な人は、面と向かって忠告してはくれません。何倍もの不利益となって、我が身に返ることを恐れるのです。そのため、波風を立てないよう、本音を隠して、建前だけで対処しようとします。
 その結果、攻撃的な人は、自分の意志を通すことにいつも成功を収めますが、いつしか相手から敬遠される可能性があります。自分の手足となって動いてくれる人はいるのですが、安心して心を通わせる対象が乏しくなっていくのです。
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テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体

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