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不信と防衛

 少し相手からの連絡が途切れると、私生活なら「何か気に障ること言って嫌われたかな?もう飽きられたかな。」仕事のシーンなら「この取引はうまくいかない。相手は乗り気じゃない。」こんなふうに不安が沸き上がることがあります。そして、しばらくして、相手から何事もないかのような連絡が来ると、あまり他人を信用していない自分の姿に気付かされ、自己嫌悪に陥る人も少なくないことでしょう。
 不信感の出どころは、過去のネガティブな経験です。信じていた恋人に去っていかれたことや、こういうタイプの人はクレームが多い、といった経験の蓄積から、人は今の状況を判断します。そこに、もう、あのような事態に陥りたくないという防衛が働きます。これまで苦しいシーンを幾度も踏ん張って耐えてきたから、不穏な気配に敏感になっているのです。

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これまで、厄介な取引相手に辛抱強く付き合って、成立を勝ち取ったことも多々あったことでしょう。わがままな友人や恋人の勝手な言い分にも、なんとか折り合いをつけ、絶交に至らずに来たことでしょう。そうした疲れは、少しずつ溜まっていきます。そして、過去の困った人と似た印象の人に出くわすと、最初から警戒するようになるのです。
 ところが、予想したような悪い展開には至らなかったとき、疑ってしまった相手に対して、申し訳なさを感じます。自分の不信感から、計画がとん挫したり、相手との関係性がぎくしゃくしてしまうと、罪悪感すら感じるかもしれません。
 ですが、責任の半分は相手にあります。相手の怠惰さや気ままさが、不信感を招きよせたのですから。
 防衛心が強まっているときは、疲れているときです。これまで難しいシーンを幾度も耐えて乗り切ってきたのですから、無理もありません。
 ここは、自らの不信感を反省して、相手に歩み寄ろうと努力するシーンではないのかもしれません。相手側も、自らの怠慢を反省し、歩み寄る機会を得られる時なのかもしれません。
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テーマ: 癒し・ヒーリング | ジャンル: 心と身体

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