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上から目線

 人は誰しも、多かれ少なかれ「自分は大丈夫」という意識を持っています。そうでなければ不安に押しつぶされてしまいますが、この「自分は大丈夫」という意識を持って、トラブルに遭遇した人を見るとき、無意識のうちに、上から目線になっていることがあります。自分では自覚しづらいのですが、上から目線が過ぎると、周囲は引いてしまいます。

 いつも上から目線で話してばかりいる人には、優越感とは別の心理が潜んでいることもあります。優越したい願望です。身を置く環境が厳しいと、誰しもそうした願望が強まらないとも限りません。
すると、優越できる条件を探そうとするかもしれません。学歴や職種、趣味や知識、どの分野にも自分より優る人もいれば、劣る人もいることでしょう。
 また、人生観や価値観に優劣をつけたがる人もいます。世間の常識や偏狭な道徳観に凝り固まり、そこから外れた人を裁きます。たとえば、独身の人や離婚した人に偏見を持ち、自分は一人の人と長く結婚生活を続けているから優れていると誇る人もいます。ただ、違う人生を生きているだけで、本来そこに優劣はないのですが。

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その人たちは、あなたとは違う人生を生き、違う経験を積んできた人たちなのです。あなたの知らない世界を、身を持って味わってきた人たちです。そこには、あなたの知らない、その人の喜怒哀楽の歴史があります。幾多の困難があり、喜びもあったことでしょう。
 今、あなたより劣っているところが目に付いたとしても、その他の部分では、あなたより優れている部分があるかもしれません。それは、ありあわせの材料で、サラダをおいしく作る秘訣かもしれません。上から目線の人は、そうした能力には何の価値も置かないことでしょうけれど。
 職業上のポジションなど、自分の認める基準だけを取って、周囲の人たちを見下す人は、他者に対して関心が乏しく、想像力も貧しいものです。狭い世界で、恵まれた経験だけを積んで生きてきた何不自由ない人かもしれません。人間味の乏しさを示しているといえます。
 広い交友関係を持ち、華やかで、一見友人が多いように見えながら、交友関係が長続きしない人に、こうした傾向がありがちかもしれません。人は誰しも、それぞれの立場で、様々な事情と苦労を抱えて、精一杯生きています。そうした事がらへの思いやりを持てるようになると、おのずと上から目線な姿勢も改まることでしょう。
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カテゴリ: 自尊心

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