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子供の自尊心を蝕む親

 幼い子供を連れたママ友たちの会話、何気ない日常の会話です。
「うちのB子、跳び箱を飛べないの。運動音痴で、情けないわ、ほんとに。お宅のAちゃんは、運動神経抜群ですごいよねぇ。」
 傍にいる子供たちも聞いています。そんな恥ずかしいこと、ばらさなくてもいいのに、といたたまれない心境になります。
 いつも、人前で子供を貶す人は、それが謙遜だと思っています。決して子供に対する愛情がないわけではありません。「B子ちゃんの絵、金賞だったじゃない、素晴らしいわ。それに比べて、うちは....」こうした、称賛のお返しを当然のように期待している場合も少なくありません。
 ですが、たとえ謙遜のつもりでも、頻繁に貶されると、子供は自信が持てずに、自尊心も低くなってしまいます。子供には、言葉の背後にある心理を読み解くことは難しいのです。傷つき、自信をなくして委縮し、やがて成長すると、親への反発を強めます。

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これは、言葉によるメンタルアビューズですが、親にその自覚はありません。子供からやめてほしいと懇願されてもやめられません。
 繰り返し、侮辱的な言葉で子供を傷つけながら、「心配だから言ってやってるんだ」などと、子供が受けるダメージに、全く配慮しない親もいることでしょう。被害者の子供自身も、大人になってもまだ、受けた影響の大きさに気付かない場合も少なくありません。
  子供を貶すことで、他者から否定や称賛の言葉を貰おうとする親自身も、自尊心が低い場合が多いのです。なかには、子供を貶すことで自分の優越性を自覚しようとする親もいます。
「あなたは父さんに似て愚図ね。少しは母さんに似てればよかったのに!!」
 子供は素直に受け取り、母親は切れ味のいいキャリアウーマンだと信じていますが、実は子供の目に移る姿とは全く異なる、問題の多い人生を生きていることが多いものです。それを、自分自身から隠そうとしているのかもしれません。したがって、やめてほしいと懇願されても「それが謙遜というものだ」と突っぱね、子供を人前でこき下ろして、恥ずかしい思いをさせるようなことを平気で続けます。
 子供の心には、決して注意を払いません。子供の情動に対して、全く関心がないのです。
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カテゴリ: 自尊心

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