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アダルトチルドレンと発達障害

 アダルトチルドレンということばがあります。アルコール依存の親を持つなど、不適切な環境、機能不全家族で成長したがために、大人になっても、強い愛情欲求を持っている人たちのことを、このように表現しています。
 自己愛性人格障害の特徴は、このアダルトチルドレンに似ています。それが幼少期の環境によるものなのか、あるいは生得的な遺伝子レベルの問題なのかは別として、これらは発達障害、(微細脳機能不全、自己正当化型ADHD)の症状に対する名称にも見えます。 根底にあるのは海馬や前頭前野、眼窩前頭野の機能低下、さらに、大脳基底核、前部帯状回、扁桃体の機能亢進といった問題が、生物学的原因だと思われます。

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 おだてには乗りやすいですが、それは他者のことばを表面的にしか捉えられないために起きているように見えます。相手の置かれている立場や思惑などを、深く考察することが苦手なのです。
 一方、内面には、人から評価されたいという強い願望があり、それだけにいっそう真に受けやすくなります。おだてられて重い責任のある役職を引き受け、本来の自分の限界を超えるところまでがんばって、その結果抑うつに陥ることもあります。
 一見して横柄であり、傲慢であったり、高慢であったり、自信があるように見えても、真の自信からくる大らかさとは無縁です。むしろ、自己信頼感の欠如が、自分から見てちょっと上にいる人を手厳しくこき下ろしたり、ちょっと下だと見れば、教え諭したりと、引き立て役にして、自尊心の不足を補っています。
 厳しすぎる他者批判は、翻ると、厳しすぎる自己批判となります。
  「わたしもOKじゃないけれど、あなただってたいしたことないじゃない」
交流分析では自他否定型です。他者への思いやりが低く、合理的に考えることを苦手とし、それでいて、他者には非情に依存的です。
周囲からの評価や愛情を期待して、優等生を演じていると、表現されないありのままの自己との間で、葛藤を生じてきます。
 こうした自己評価の低さを癒して、ありのままの自己を表現していかれるようになるには、褒めてくれる相手、認めてくれる周囲が必要となります。
 そのために、状況次第では内面に葛藤を抱き、抑うつ状態に陥りながらも、がんばり続けるのです。
 そして、周囲の人間関係や状況に恵まれると、今度は「わたしはOKだが、他の人はOKではない」という自己正当化型ADHDへと移行していきます。
 この世の儚さや移ろいやすさを知って謙虚になれるのは、いつのことでしょうか....。
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