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うわべの魅力

 のちにハラスメント加害者としての本領を発揮する人の初期の印象を、多くの人はこのように語ります。「魅力的な人だった。」
 多くの場合、魅力は、その人の生まれ持った個性ではありません。後天的に身に着けたスキルなのです。満面の笑顔は、必ずしも好意を表現しているわけではありません。好意を示そうとする意図を表しているといえます。
 好意的に見えるものから好意的ではないものを感じとる能力を、誰しも本能的に備えています。理性が合理的ではないと判断を下してしまう前に、直観の声に耳を傾けることがたいせつです。

 表情、とりわけその眼元は、微妙な心の動きが露出する場所です。多くの信号を、人は直観的に表情から読み取り、同時に自分もまた読まれています。その目つきに不穏さを感じたり、さらに恐怖心を掻き立てられるようなら、その直観を無視して近づいても、良いことは起こらないことでしょう。

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うわべは魅力的に見えた人とも、付き合う期間が長くなるにつれ、内面に触れる機会が多くなります。相手が変わってしまったように感じることもあるでしょう。実は、変わったのは相手との関係性かもしれません。
 相手と良い関係を築くために、いつも一方的に相手を支援し続けていると、相手はそれを当然とみなし、足りない点ばかりに目を向け、不足を言うといった事態が起きてきます。こんなに尽くしているのに、相手からはお返しもなければ感謝も無い、都合のいい存在に終始しながら見下されているのではないかと気付く次第です。
 ハラスメント的関係に陥らないためには、次のように感じるときには、早目に距離をとることが大事かもしれません。
その人と会うと、不快な感情が残る。
病気をしても気遣われず、責められている感じがする。
自分が責められなくとも、他の人が一方的に非難されたりバカにされたりするのを聞いて、不快になる。
あまりにも世界感が違うと感じる。
こちらが合わせるばかりで疲れる。
 仕事がらみではままならない場合も多々ありますが、良い感情を抱けない相手とは、深入りせず、心の距離をとって影響を受けないようにしたいものです。あるいは、うわべだけの魅力にあふれた人も、多くの人とそうした関わりをしているのかもしれません。笑顔や親切といった魅力を振りまきながらも、相手に関心を持たず、したがって相手から何ら影響を受けることはありません。むしろ、相手に影響を与え、コントロールできる状況を生みだすことを望んでいると言えそうです。
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テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体

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