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強迫性障害と不安

 強迫性障害(OCD)は、これまで心因(精神的な原因)によって起きる難治性の神経症だとされてきました。近年の神経科学研究や、脳画像研究の飛躍的な発展によって、強迫性の生物学的研究が進んでいます。
 その結果、大脳基底核、側頭葉、辺縁系、前頭前野皮質の機能と、セロトニンの関与が指摘されるようになってきています。
   OCDの周辺には、多くの合併症状と呼ばれる存在があります。抑うつ、気分障害、不安障害(パニック障害、恐怖症、)
衝動制御障害(ギャンブル依存、窃盗癖など)側頭葉癲癇、ピック病、脳外傷、頭部外傷でも、強迫性が出現することが知られています。

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そうした身体的基盤の上に、精神的ストレスや葛藤が加わったとき、 OCD症状が発現すると考えられています。そして、ひとたび症状が発現すると、症状を止めると強い不安が喚起されるため、自分でも行き過ぎだと感じながらも、その不安から自分を守ろうとします。
 前頭葉やの機能障害、セロトニン機能の低下などが根底にあります。
 不安は大脳基底核や辺縁系の機能亢進状態のために生じています。この化活動が静まることによって、行過ぎた興奮や恐れも鎮まります。脳の状態が変わると、心の向きも変わります。
 その時、心は、
「なんで、あの程度のことを、あれほど恐れてしまったのだろう?」
「なんで、あんなに夢中になって止まらなかったのか、解らない。」
と、感じます。


 

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カテゴリ: 脳と精神

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