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平気で人を使う人

 自分の利益しか眼中になく、そのためなら周囲にいる人を平気で利用する人がいます。指図したり、命令したり、頼みごとをするのに、少しも躊躇しません。引き受けてくれる人を、だんだん顎でこき使うようになります。
 さながら、他者は自分の用のために控えている道具であるかのようです。他人は、自分に仕えるために存在していると思っているかのようにも見えます。他者をどう使おうか、どれだけ自分に貢献してくれるかだけを基準に考えます。
 引き受けてくれても当たり前、相手がそのために掛けるコストは気にも止めません。与えられることに慣れすぎているせいか、ありがたみも感じません。したがって、感謝の念も湧きません。当然、お返しも考えません。
 引き受けてもらえない場合、相手が自分の期待に応えてくれない場合、自己愛的な怒りに駆られます。相手を責めることで、相手の罪悪感をかき立てようとしたり、引き受けてくれないと困ると、同情心を揺さぶろうとする技術にもたけています。心から感謝することはありませんが、決まり文句の感謝のことばを口にすることはあるでしょう。必要とあらば、相手をホメて、その気にさせます。
 他人が、自分のために尽くしてくれるのは当然と考えています。相手が思い通りにならない場合、「人の役に立とうとする自主性が少ない」等と、非難や怒りを向けます。

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この人のために何かをしてあげていると、頼みごとの頻度が増えていきます。そして、いつの間にか指図されたり命令されたり、召使のように扱われます。逆に、あなたが何か困って頼みごとをしても、あっさりとスルーされてしまうのが落ちです。
 内心では、誰であれ他者を自分よりも劣った存在と蔑んでいます。自分の使用人のように働いてくれて当然、くらいに思っています。少し親しくなると、相手の都合も考えない無茶な厚かましい要求を、あれこれ突きつけてくるようになります。しかも、してもらったことに感謝しません。もちろん、お返しもありません。
平気で人をこき使う人と関わると、多くの人たちは、親しくなるにつれ、ストレスを溜めてしまいます。表面的な華やかさに惹かれて集まった人たちも、都合よく利用されるだけの関係性に嫌気がさしてしまいます。人間関係は、ギブ&テイクのバランスが釣り合わないと長くは続きません。
 中には、主人と下僕の関係に陥りながらも離れていかない人もいます。なんらかのメリットを、相手から引き出そうとする共依存に陥っているのかもしれません。
 平気で人を利用する人たちにと付き合うには、自分が受け取るメリット分だけ相手にメリットを与える、このバランスが崩れないよう、自分の方が注意する必要があります。知らず知らずのうちに、相手の手足として使われるような事態にならないために。
 生まれ持った気質や生き方の癖は、努力で変えることは難しいかもしれません。とはいえ、人はこの人を失いたくない、この人が大切だと思えば、相手の嫌がることはしないものです。ことばによる謝罪はなくとも、少しずつあなたに対する態度が変化してきたのなら、その人はあなたをたいせつにしているといえます。一方、すぐに謝罪はするけれど、一向に態度は改まらないというのなら、その人に対して、相手の誠実さを疑わざるを得ません。
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テーマ: 人生を豊かに生きる | ジャンル: 心と身体

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