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自慢と批判

「あら、キレイなチューリップね」
花瓶の花を見て、何気なく言ったことばに、すかさず脇から、
「それね、百合なのよ。チューリップに似ているけど、新種の百合なの。わたし、花のことなら詳しいのよ。」
「....、そう、知らなかったわ...(この人、百合とチューリップの区別も付かないほど、花には疎いのね)」
 まさか、チューリップと百合を間違える人は少ないでしょうが、これがあまり知られていない山野草なら、自信たっぷりのその口調に、騙される人も少なくないかもしれません。


 釈迦に説法と言うことわざがありますが、知り尽くしている人にその意味を教える愚行をさしています。
 自慢は、相手の好意を得ようとする求愛行動の中によく見られるものですが、そうした意図がない場合、人間性の中にひけらかしや知ったかぶりがある場合、もう片方には批判する癖があります。友人知人の服装を批判して、自分の服装を自慢するといったことを日常的にやっています。面白おかしく表現して、それで笑いを取ろうとすることもあります。
 お世辞で人を褒めることはあっても、内心では自分より優れた相手に対して、激しい嫉妬を感じています。そのために、批判せずにはいられないのです。
 パートナーや親しい友人が相手である場合、「一つ褒めると、一つ批判する。褒めた後に貶す。」といった会話のパターンがよく見られます。他者の前で、同席しているパートナーを、謙遜ではなく、真顔で批判することもあります。


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 他者の目には、「人を批判して劣等感をカバーしているようだ。」「人を批判して優越感に浸っているようだ。」「人を批判することになれているようだ。」「人を批判するのが好きらしい。」といった印象をもたれています。
 ひけらかし、自慢はコンプレックスの強さを示すサインです。他人を批判ばかりしていないか、不満や愚痴が多く、何でも人のせいにして、罪の意識を口にしながら、それを相手に押し付け、罪悪感を抱かせる心理ゲームをやっていないか、さらにどういう経歴の持ち主なのかを見れば、相手の隠された深層が浮かび上がってきます。
 知ったかぶりの批判屋は、マイナス思考の持ち主です。不安感が強く、時に被害妄想的にまで、他者の言動を悪く解釈します。傍にいると、強引に引き立て役をさせられたり、そうでないまでも、ねちねちと続く愚痴や不満に嫌気が差して、同姓の友人たちが長続きしません。自身親兄弟との仲が悪いことも少なくありません。
 批判屋の多くは、充分な愛情を受けない環境の中で育ってきています。「兄弟の中で自分だけが愛されなかった」と自覚している人もいるでしょう。それを顔のシミのせいだとか、学歴のせいにしている場合もあります。それでいながら、シミを取る医療も、学歴取得もしようとしません。コンプレックスの源を大事に抱えて、それを防衛の手段として、全身からトゲトゲのオーラを放つことを選らんだのです。
  この批判屋の批判は、相当にキツイのですが、それに惹かれる人もいます。なかなか人を褒めない人に、褒められれば自信がつくと考えるのです。物事を表面的にしか考えない人、人の後を付いていくタイプは、相性がいいのかもしれません。
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カテゴリ: 共依存

コメント

感情と分別

☆美優さん☆ コメントをありがとうございました。なるほどそうかぁ~、と思い当たる事がたくさんありましたです。

2008/04/10 (Thu) 23:55 | ねこ #- | URL | 編集

ねこさん、こんにちは。
コンプレックスを防衛する姿勢の強い人のようですね。自分を正当化したり被害者に仕立てたりするのも防衛ですから。
感情脳の側頭葉の働きが活発で分別の前頭葉を抑えているとき、人はこのような言動に出がちです。
謝れない人だと思いますので、あまり気にしないようにしてくださいね。

2008/04/08 (Tue) 21:12 | 美優 #- | URL | 編集
人を批判したり傷つけたりする時の脳の働き

はじめまして。いつも興味深く拝見しています。
あの、少しご意見を伺いたい事があるのですが、よろしければ、お願いします。

身近に、よく批判するので、それで不快な思いをした事を伝えても、謝らない人がいます。そして逆には、多くの人に、私の欠点を話し、それで苦しんでいるから大変だと話します。また、人に負けたくないのに依頼心が強い人です。
漠然としていてすみません。
身近な人なので、理解したいのですが、このような人の、脳の働きは、どのように捉えられますでしょうか?

2008/04/08 (Tue) 00:29 | ねこ #- | URL | 編集

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