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邪険に扱われる人

 ハラッサータイプの人は、ともすれば他者を粗末に扱いますが、誰に対してもそうしているわけではありません。まず、被害者気質の人が、ターゲットに選ばれます。
 どういう人が被害者気質かというと、優しい人、大らかで許容量の大きい人です。この人は怒らない、何をしても許されると感じると、段々その扱いが雑になり、ついには奴隷以下の扱いになります。
被害者気質の人に、感情がないわけではありません。粗末に扱われると、もちろん腹を立てます。ですが、平和主義者でもありますから、心の中で悶々として憤るばかりで、相手に怒りをぶつけません。ハラッサータイプの人は、こうした人を支配下に置こうとします。反撃される恐れがないのですから、遠慮なく好き勝手な扱いをします。相当怒らせたようだと気付いても、ちょっと謝るふりをしたり、涙の一つも見せれば、すぐに許してもらえると高をくくっています。

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平和主義者は、ハラッサータイプの扱いに不慣れなのです。大らかに寛容に接することによって、人間関係はうまくいくと信じてきたところがあります。見知らぬ詐欺師ならいざ知らず、身近な友人知人、恋人がその寛容さにつけ込んでくるとは予想もしていません。そこで、人を見る目のなさを、つけ込まれてしまった不甲斐なさを嘆くことになります。

 自分に対して、見下した態度を取る人だから、他の人たちに対しても横柄で強気だろうと考えるのは大間違いです。毅然とした相手には、媚びるような姑息な態度を取っているものです。ハラッサータイプの人には、毅然とした態度を見せる必要があるのです。
 とはいえ、喧嘩慣れしていない内向的な人には、難しいのが現実です。危険な相手からは、まず離れること、これよりも効き目のある安全策はありません。職場なら、転職を決意する局面でしょう。何様な友人や恋人はいりません。たとえ家族でも、いない方がましです。
 離れることができないとしても、この人はもう必要ないと思うことによって相手に取る態度がおのずと変わります。下出に出たり、要求を従順に受け入れることによって、相手を宥めたり、コントロールしたり、こちらの愛情に気付いてもらうのは、うまくいきません。そもそも、こちらの愛情の上に、暴君として君臨しようとしているのですから。
 こんな友人、恋人、親はもう必要ない、と心の中で決別することによって、失うことへの恐れが取り除かれます。被害者気質の動機は、相手を失うことへの恐れなのです。
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