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対等な関係

 人は、自他の境界があいまいになると、自分が誰かに支配されても、あるいは誰かを支配しても、気がつかないようになっていきます。境界線が壊れていると、人間関係にはトラブルが多発します。生きるのが辛いと感じる時には、近くにいる人との境界は健全か、チェックしてみる必要がありそうです。
 境界とは、互いに相手を尊重する気持ちです。その根底には、相手への慈愛があります。これなくして、対等で親密な関係性は生まれません。
 境界が壊れると、下記のようなことがらが起こります。
※ 困っているからと頼まれたら、断ることに罪悪感を抱いてしまい、イヤなのに断れない。自分の都合よりも相手が優先になる。(もちろん、家族や親友など、心通う相手には平気で断れます。)
※ 相手の意見に迎合する癖がある。本音を言えない。相手からの反論、反発が怖くて。(この場合も、親しい相手には言えます。)
※ サポートやヘルプを求められず、我慢ばかりしている。(親しい相手に対しては、逆に支配的になりがち)
※ 困った時には、相手が力になってくれると内心期待している。その期待ゆえに、相手の横暴を受け入れている。たとえば、健康を損なうほど、ハードな仕事をさせられる、貸したお金を返してもらえない、など等。

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侵入的な人には、逆の特徴があります。借りたお金を返さない、(借りたこと自体をすぐに忘れる)相手を自分の手足のようにこき使って、感謝もしない。相手を自分の価値観に合わさせようとする。批判されると、批判する相手の人格を問題視する。自分が相手を傷つけ続けても平気になる。自分のしていることを、自覚できなくなる、など等。

 被害者側にいる人も、安全な相手には、加害者側の態度を取ることがあります。「内弁慶」などというように、職場では控えめ、家庭では暴君という両極端になります。相手をぞんざいに扱うことは、その相手への甘えに他なりません。許されると安心しているのですが、そこまで相手に許容量があるとは限りません。
 温厚な人、可憐な印象を与える人を弱いと見下して、傍若無人な振る舞いを続けていると、相手からばかりでなく、周囲の評判も怪しくなります。それでもまだ、ディフェンスを固くして、あちら側に問題があるとして片付けてしまうと、人として成熟する機会を得られません。
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