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健全な境界線

 境界線とは何か、等と、わたしたちは常日頃考えることは少ないかもしれません。ですが、自他の境界線があいまいだと、押しすぎたり、押されすぎたりと、人間関係が煩わしいと感じるような不愉快なことがらが起きてきます。
 押されすぎる人は、無理な頼みごとをされても、きっぱり「ノー」が言えません。やんわりと断ろうとしているうちに、相手の勢いに押されて、いつの間にか引き受けてしまっている、という事態になりがちです。内心、そうした自分を不甲斐なく感じて、イライラすることも少なくありません。
 ですが、相手は、そうした困惑など全く気付きません。気付けるほどの感受性のある人は、そもそも無茶な要求などしないものです。

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この無神経な人、無茶な要求をする人も、逆パターンの、境界の弱い人です。他者に自分の都合や意見を押し付け、押し切ってしまうのです。相手の「ノー」を受け入れません。相手は、たまったものではありません。人に去っていかれることも多く、持続する安定した関係を築けません。
 しっかり「ノー」が言えないばかりに、押し切られて不快な状況を我慢した人は、ついに、強固な境界線を築こうとします。相手との絶縁です。完全なる「ノー」で、自分を守ろうとするのです。付き合うと被害を受けるので、付き合えないという心境なのです。
 
 では、健全な境界線のある関係とは、どのようなものでしょうか?双方が、相手を受け入れる関係であることは、言うまでもありません。ある程度、相手を理解し、自分と意見が違っても、相手の立場を思えば、その意見もおのずと尊重できる、そうしたポジションでしょうか。その基底にあるのは、相手に対する好意です。好意がある相手だからこそ、私たちは相手をたいせつにします。
 境界線の越境は、愛の無いところで起こりやすいものです。しかも、愛の名を語って行われることも多いので、要注意です。
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